【大人と子どもで美味しさを共有できる】おべんとう【現役保育士がレビュー】

【1,2歳児おすすめ絵本】おべんとう【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「おべんとう」は私が”食に関心を示して欲しい””気持ちを共有する幸せを感じて欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

目次

作品紹介 

小西 英子
出版社福音館書店
発行日2009/4
値段¥990
大きさ・ページ数22×21cm/24p

「おべんとう」はこんな絵本!

「おべんとう」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「おべんとう」を簡単にまとめてみました。

  1. 優しいタッチが特徴の小西 英子さんの絵本シリーズ。
  2. 食材が温かくもリアルに描かれていて、食材に興味を持てる。
  3. 子どもと大人で「美味しい」気持ちを共有できる。

まるわかりQ&A

「おべんとう」を一言で表すと?

温かみのあるお弁当を子どもと一緒に楽しめる絵本!

子どもの反応は?

食材が出る度に食べる真似をしながら楽しむ!

「おべんとう」を読んで得られる事は?

食材を知り、興味を持てる!

身近な大人と気持ちを共有する良さを感じる!

ずばり何歳向け?

1歳児向け!

どんな人は買い?

優しいタッチで描かれた食べ物系の絵本を探している人!

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あらすじ・ストーリー・内容

お弁当がこれでもかという程、美味しそうに描かれています。

 「おべんとうばこ よういして さあて なにから いれようか」から始まるこの絵本。

 内容はとってもシンプル!お弁箱に食材を詰めていくだけです。

 ごはん、ミートボール、たまごやき…全部で9つの食材を入れると、とっても美味しそうなお弁当の完成です。

 小西英子さんによって描かれた食べ物が食欲をそそります。

 これを見た後はお弁当が食べたくなってしまう、そんな絵本です。

こんな方におすすめ

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  1. 食べ物が描かれた絵本を探している
  2. 読み聞かせを通してコミュニケーションを取れる絵本を探している

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野菜の名前が楽しく分かる仕掛け絵本「やさいさん」

 多くの野菜が仕掛けと共に登場する楽しい絵本。毎ページに「やさいさん やさいさん だあれ」と一定の言葉が書かれているので、何度も読んでいる中で子どもも自然と言葉を覚えて、大人と一緒に読む楽しさが味わえます。

 仕掛けと共に野菜に興味を持てる一冊です。

子どもと言葉のやり取りが楽しめる「おべんんとうバス」

 お弁当の具材が次々にバスに乗り込み、最後は「いただきます」を皆で楽しめる絵本。食べ物の名前を読むとついつい子どもが「はーい」と返事をしてしまい子どもとのやり取りが楽しめます。

 食べ物にも関心が持てる一冊です。

目的・ねらい

  1. 食べ物の名前を知り、食べ物に関心を示す
  2. 読み手と気持ちを共有する

目的・ねらい1 

身近な食材の名前と見た目を一致させることができます。

 人参やブロッコリー、イチゴ、ゴマ、ウィンナーなど日頃の食卓やお給食でもよく目にする食べ物が登場します。

 乳児期の子にとっては食べ物の名前と見た目を一致させるのも時間が掛かります。

 そこで、この絵本を読むことで実際にその食材に触れなくても絵本を通して食材を覚えることができます。

 「おべんとう」に出てきた食材を実際に食べるときには、この絵本のことを思い出し、興味を持ちながら触れることができるようになるでしょう。

目的・ねらい2  

「おいしい」の気持ちを共有しましょう。

 食べ物系の絵本は、読み手と聞き手で気持ちの共有がしやすく、読んでいるときも心がぐっと近づいているような感覚があります。

 食べ物に関して「おいしい」と思うことは、多くの子が持っている感覚なので、共有しやすいのだと思います。

 乳児期には、特に信頼関係のある特定の大人との愛着関係を築くことが大切だと言われています。

 愛着関係と言われると難しいように聞こえますが、気持ちの共有が愛着関係の基礎になるので、「おべんとう」を読むことで、聞き手と読み手との間にそれらが生まれるでしょう。

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チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢乳児期、特に1歳児
季節一年中
行事関係なく楽しめる

対象年齢

1,2歳児がおすすめです。

 ページ数や文字数を考えると乳児でも十分に楽しむ事ができる作品となっています。

 また、食材そのものに関心を示すことで食への意欲も育むことが大切になる1歳児におすすめです。

 3,4歳児になると最初は楽しめると思いますが、ページ数も短いので何度か読むと物足りなさを感じてしまうでしょう。

時期・季節・行事

好き嫌いがはっきりと出てきた時期がいいでしょう。

 好き嫌いが出てくるということは食べ物の区別がしっかりとつき、興味を持ち始めているということです。

 そうした時期に読むことで、食べ物には名前があることをしっかり理解できたり、食べることに対して前向きに捉えることができるようになるでしょう。

 季節や行事感はありません。食べる事は毎日の事なので、一年を通して楽しむ事ができます。

読み聞かせのポイント

  1. 思いついたように文を読みましょう
  2. 子どもと食べる真似をしましょう

ポイント1  

料理の配信をしているような気持ちで読むと引き込まれます。

 普通に読んでも十分楽しむことができますが、実際にお弁当をその場で作っているような雰囲気も作ることができると、より臨場感も生まれて、絵本の世界に入りやすくなります。

 例えば「つぎに あつあつ ミートボール」という文は「つぎに…あつあつ ミートボール!」といったように、あたかも今思いついたかのように読むと実際にお弁当を作っているような雰囲気が生まれます。

 また、最後の「とっても おいしそう!」などの部分は、本当に美味しそうだと思いながら感情を込めて読むといいでしょう。

ポイント2

最後は一緒に食べて気持ちを共有しましょう。

 「おべんとう」はお弁当を食べる描写がありません。

 お弁当を作る工程を楽しむ絵本となっておりますが、実際に読んでみると「食べたい」と聞き手から声が上がることが多くあります。

 なので、絵本には描かれていませんが、そうした聞き手の気持ちに応えて食べる場も作るといいでしょう。

 つまみ食いのようにウィンナーの部分を少し食べてみたり、最後の出来上がったところでみんなで食べる真似をしてみたりと、その時の聞き手の反応によってパターンを変えてみるといいでしょう。

 途中で食べるときには「あんまり食べるとなくなっちゃうから少しにしようね」など声を掛けると、聞き手もそーっと、少しだけ食べるような反応をしてくれることが予想されます。

まとめ・Ryuの感想

乳児期に一度は読みたい食べ物系絵本です。

 小西英子さんの描く美味しそうな食べ物、優しいタッチや色遣い、身近な食材など、乳児期の子にとても魅力的な一冊になっています。

 私も「おべんとう」は乳児クラスの子を中心に何度も読みました。そして毎回反応も良く、子どもたちと一緒に楽しめていたことが印象に残っています。

 最後は決まってお弁当の取り合いになっていたので、子どもにとってもこの食材は美味しそうに見えていたのでしょう。

 私はこの絵本を読むときには勿論、食育という観点としても読んでいましたが、どちらかというと、まだ信頼関係がしっかりと築けていない時期、特に4,5月頃に心の繋がりを持つ目的で読んでいました。

 保育園では園に来たばかりの頃は共通のもので楽しむことって難しいことがあります。しかし、子どもが大好きな絵本を通すことによって共通のことを楽しみ、そこから心の繋がりを持つことができるようになります。

 親と子という関係でも、一緒の物事を楽しむ経験はとても大切ですので、親御さんも、保育者にもおすすめの一冊です。

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Ryu

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