【1歳児】発達から考える絵本の選び方とおすすめ絵本15選【現役保育士直伝】

【2022年版】1歳児向けおすすめ絵本15選【発達・ねらい別】

 

Ryu

絵本は子どもの成長に大切だと聞いているけど、種類がたくさんありすぎてどの絵本を読めばいいのか分からない…。
そんなあなたに現役保育士が1歳児に対して実際に読んだ絵本の中でおすすめするこれだけ読めば間違いなしの人気・定番絵本を紹介します!

※1歳児とは満1歳以上3歳未満を指します。

この記事でを読んで分かること
  1. 1歳児に読み聞かせしたい絵本が見つかる
  2. 目的・ねらい別の適した絵本が見つかる
  3. 1歳児の成長・発達に応じた絵本の選び方が分かる
目次

本記事で紹介するおすすめ・人気絵本

1歳児の発達・成長の目安、絵本の選び方

1歳児でのおおよその発達・成長段階を5つに分けて詳しく見ていきます。

 一言で絵本と言っても種類は様々です。

 絵本には、作者が絵本を通して感じて欲しい事や目的・ねらいなどが込められています。

 1歳児での発達・成長段階を理解することで、1歳児ではどのような絵本を選べばいいのかが見えてきます。

およそ1歳児の成長・発達の特徴
  1. 自我の芽生え
  2. 言葉の発達
  3. 基本的生活習慣の獲得
  4. 基本的運動機能の発達
  5. 好奇心の芽生え

自我の芽生え

自分という存在を認識し、主張する時期です。

 自我とは、一般的に”自分の存在や思想に対し執着する事や自己主張”などと定義されます。

  自分という他にない存在に気付き、「私はこうしたい!」「私は生きているんだ!」という思いが溢れてきます。

 具体的には、靴や衣服の着脱、食事等を自分で行いたいと主張したり、身近にいる存在(両親、友だち、生き物)を認識し、自己との違いに気付くなどの様子が見られます。

 また、それと同時に自分でやりたい気持ちは溢れているが運動能力の発達が気持ちに追いついていないので、自分で全てできないことへのストレスも多く感じる年齢です。

 以上の事を踏まえ、自我の芽生えという観点からは以下のような絵本を選ぶといいでしょう。

  • 自分の存在、愛されている存在だと認めてくれる絵本
  • 周りの生物に対して興味を抱くことが出来る絵本
  • ”自分でやりたい”という思いに寄り添ってくれる絵本

言葉の発達

自分の思いを必死に伝えようとする時期です。

 身の回りの人が言っている言葉を聞き、その音を口で真似をしようとしたり、特定のモノを見た時にそのモノの見た目と名前が一致し、語彙が増えていきます。

 おおよそ1歳の終わりごろには2,3語文で話すことが出来るようになると言われています。

 例えば、りんごを見た時は「りんご」→「りんご 大きい」、「りんご 好き」「りんご 赤いねえ」といったように見たものや考えている事をより詳しく言葉で伝えられるようになります。

 1歳児の言葉の発達を踏まえ、以下のような絵本を選ぶことをおすすめします。

  • 特定の言葉が繰り返されている絵本
  • 挨拶等、日常の生活の中で繰り返し使われる言葉が書かれている絵本
  • 身近な生き物・食べ物の名前が絵と一緒に描写されている絵本

基本的生活習慣の獲得

生きていく基礎が出来上がる大切な時期です。

 自分の生命を保持する上で欠かせないことを大人の様子を見て理解し、真似をする中で少しずつ身についていきます。

 その中で生きていくために必要な基本的な生活習慣も自分で行う中で獲得していきます。

 具体的には、衣服・靴等の着脱、食具を使っての食事、排泄、決まった時間の睡眠など、これから生活をしていく上で欠かせないものばかりです。

 基本的生活習慣の獲得を支えるために以下のような絵本を選びましょう。

 

  • 排泄・睡眠が明るく、楽しそうに描かれている絵本
  • 食べ物が大きく、分かりやすく描かれている絵本

基本的運動機能の発達

出来ることがどんどん広がる時期です。

 歩行が安定するようになり行動・生活範囲が広がると共に、指先の機能が発達することで描く、つまむといったこれまで出来なかった事が沢山できるようになり、それらが自分への自信に繋がっていきます。

 また、ボールを転がす、投げる、蹴るといった動作もできるようになり、遊びの幅もぐっと広がる年齢です。

 拍手する、リズムに乗るといった事も少しずつ出来るようになり、歌などにも親しみが持てるようになる時期でもあります。

 1歳児の運動機能の発達を踏まえ、以下のポイントに着目して絵本を選んでみましょう。

  • 身体を動きながら楽しめる絵本
  • 絵本に触れて、指先を使って楽しめる絵本
  • 繰り返しの言葉が多く使われている覚えやすい歌絵本

好奇心の芽生え

身の回りのモノ、コトに興味・関心が広がります。

 行動範囲の広がりと共に必然的に見るもの、触れるものが多くなります。

 自我の芽生えも相まって、「自分とは違うもの」という認識が出来るようになり、好奇心から身の回りの生き物などにも強い関心を示すようになります。

 また、これまでの経験から判断し、ある程度の予測ができるようになるので、生き物の一部分を見ただけでその生き物が何なのかを当てる事も楽しめるようになる時期です。

 興味・関心の持てる事・活動なら一定時間座って集中することもできるようになります。

 好奇心の芽生えに関する絵本を選ぶ時には、以下の事を意識しましょう。

  • 身近な生き物が登場する絵本
  • 簡単な予測を楽しめる絵本
  • 絵本に描かれているモノを探す事を楽しめる絵本

【発達・ねらい別】絵本紹介

「どの絵本を読めばいいのか分からない…」そんなあなたに、これだけ読めば間違いない絵本を紹介します。

 現場で読み聞かせを行う中で反応が良かったもの、子どもたちに人気の絵本、強いメッセージを感じたおすすめ絵本を厳選しました。

 1歳児の成長・発達段階を5つのカテゴリーに分け、それぞれの目的・ねらいに合った定番・おすすめ絵本を3冊ずつご紹介します。

 

自我の芽生えに関する絵本

”自分は愛されている”そんなことを感じられる絵本「くっついた」

 様々な生き物たちがくっつく様子が描かれている絵本です。”愛・好き”といった言葉は書かれていないものの、そこには確かな愛を感じる事ができます。特に最後は子ども、母親、父親がくっついている描写があり、愛されている感覚を持つことができるでしょう。愛されているという感覚は生きる上での全ての土台。とても大切な感覚です。

子どもの気持ちに寄り添った絵本「はけたよはけたよ」

パンツを上手に履くことが出来ずに悔しい思いをしている子が描かれています。一回は嫌になって投げ出してしまうものの、お母さんの支えなどを経ながら、最後は工夫を凝らして自分で履くことができます。それはまるで等身大の1歳児。1歳児だからこそ共感できる内容が描かれています。

「やりたい!」がいっぱい詰まった絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」

しろくまちゃんがホットケーキを作る過程が描かれた一冊。卵を落としたり、材料をこぼしたりしてしまいますが、最後までやりきる姿に自身を重ねる事ができます。失敗しても「自分でやりたい」という思いが伝わってきます。数える楽しさや考える楽しさも自然と盛り込まれています。

言葉の発達に関する絵本

身近な挨拶の図鑑的絵本「あいさつ」

 毎日耳にする挨拶が優しいタッチの絵と共に描かれています。挨拶は短く、決まった状況で言われるものなので、子どもにとっても覚えやすい言葉であり、会話の基本です。言葉・会話に興味を持つきっかけを作ってくれる一冊です。

果物の名前が楽しく分かる仕掛け絵本「くだものさん」

 多くの果物が仕掛けと共に登場する楽しい絵本です。毎ページに「くだものさん くだものさん だあれ」と一定の言葉が書かれているので、何度も読んでいる中で子どもも自然と言葉を覚えて、大人と一緒に読む楽しさが味わえます。果物の名前を覚える事は勿論、仕掛けをめくったら果物が出てくる形なので、予測することも楽しめます。

思わず一緒に声に出したくなる「おしくら・まんじゅう」

 「おしくら○○おされて ぎゅー」という言葉が繰り返し使われ、言葉の響きが楽しめます。覚えやすい言葉、一定の流れがあるので内容を覚えやすく、何回か読めば子どもも一緒に読むことができます。面白い展開で笑いながら楽しめ、予測する事も楽しめる2歳児用の絵本に繋がる一冊!

基本的生活習慣の獲得に関する絵本

排泄にプラスのイメージが持てる絵本「とんとんトイレ」

 トイレで排泄をする楽しさが仕掛けと共に感じられます。毎ページにトイレの扉を模した仕掛けがあり、それをめくるとトイレで排泄している動物がいます。仕掛けをめくる楽しさを感じる事で、どこかマイナスなイメージを持ってしまうトイレもプラスに考えられる楽しい絵本です。「失敗しても大丈夫」という素敵な描写がおすすめ!

入眠前に読みたい絵本「おやすみなさい」

 生きていくうえで欠かせない睡眠を前向きに捉えられます。ベッドに横になっている動物や人間が描かれており、そこに仕掛けとなっている布団を被せる楽しさが味わえる絵本です。仕掛けをめくる楽しさを感じながら睡眠に対しても良いイメージを持つことができる一冊です。入眠前に是非。

身近な食材が楽しめる「おべんとう」

 日頃の食卓や給食で目にする食材が繊細ながらも優しいタッチで描かれています。食べる事だけでなく、食材にも関心を示すようになる1歳児にぴったりな内容です。食材に興味を持つことは好き嫌いをなくす1つの方法。丁寧に描かれた食材を見ると思わず食べたくなってしまいます。

基本的運動機能の発達に関する絵本

ジャンプしながら楽しめる絵本「ぴょーん」

 様々な生き物が登場し、その生き物たちと一緒にジャンプを楽しめます。ジャンプは歩行が安定してからではないと出来ないので、1歳児の子にとってジャンプ出来るようになった喜びも合わさり、とても楽しい事です。絵本は”座って聞くもの”ではなく”楽しむもの”ということも教えてくれます。

歌を楽しみながら色が覚えられる歌絵本「どんないろがすき」

 一定のリズムが繰り返されるとても覚えやすいメロディーが特徴の歌が絵本で楽しめます。言葉や知識の発達と共に色の名前も覚えてくる年齢なので、歌と色が楽しめる絵本は1歳児にぴったり!それぞれの色に関連したモノも描かれているので、色に関連づけて様々なモノに興味を持つことができます。

一定のリズムと共に言葉が覚えられる「だるまさんが」

 「だるまさんが…」という覚えやすい言葉と共に可愛らしいだるまさんの面白い動きを描いた一冊。「だるまさんが…」の時に体を一緒に動かす楽しさ、一定のリズムに合わせて一緒に読む楽しさ、また、言葉の響きが楽しめます。だるまさんの面白い動きを真似するのはもはや必至です。シリーズの作品も一緒に読みたい絵本。

好奇心の芽生えに関する絵本

クイズ感覚で楽しめる絵本「わたしはだあれ?」

 動物園などで目にする動物たちが目隠しをして、それが誰なのかを当てる事を楽しむ絵本です。予測・想像する力がついてくる1歳児に適切な難しさで、当たった時の喜びも感じる事ができます。「あったりー」という言葉を大人と言う楽しさも味わえるワクワクできる作品です。

小さな成功体験ができる絵本「きんぎょがにげた」

 金魚が絵本の様々な所に隠れ、金魚を探す事を楽しむ絵本です。好奇心が芽生えることで身の回りの様々な事に興味・関心を抱きます。そしてその芽生えた好奇心を湧きあがらせるような内容・描写があり、また、難易度も1歳児に適切なので、最後まで集中を切らすことなく絵本を楽しめます。「見つけられた」という小さな成功体験の積み重ねにもなります。

集中力・観察力が自然と培われる絵本「たべたのだあれ」

 似たような生き物の中に1匹だけ違う生き物が隠れているので、それらを見つける事を楽しむ絵本です。猫の目がブドウになっていたり、牛の模様が目玉焼きになっていたり…。探す楽しみを味わえるだけでなく、食べ物・生き物の名前、数の概念なども自然と学ぶことが出来るのも本作の魅力の1つです。

まとめ・感想

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お子様に合う絵本は見つけられましたか?

 1歳児は様々な「できる!」が広がり、悩みながらも自己肯定感、生きる基礎を育む非常に大切な時期です。

 絵本の読み聞かせをすると0歳の時とは違い、様々な反応が返ってくるようになり、読んでいる方も楽しめますし、子どもも「絵本は楽しいもの」という認識を持つことができるようになります。

 そんな貴重な時期にピッタリの絵本を探すお手伝いが出来ていたなら、この上ない喜びです。

 Ryuが運営する「保育士Ryuのおすすめ絵本紹介ブログ」では本記事で紹介する事ができなかった絵本も多数紹介しております。

 絵本を探す際には是非ご覧ください。

Ryu

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