【1,2歳児おすすめ絵本】ハッピー ハロウィン!【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

「ハッピー ハロウィン!」は私が”ハロウィンに興味を持ち、楽しんで欲しい””想像する楽しさを感じて欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- ハロウィンを楽しみにする
- ハロウィンに関連するモノを知り親しみを持つ
- 想像する楽しさを知り、日常の中で様々な事を想像する
作品紹介
「ハッピー ハロウィン!」はこんな絵本!
「ハッピー ハロウィン!」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「ハッピー ハロウィン!」を簡単にまとめてみました。
- クイズのような感覚で楽しめる読み易いハロウィン絵本
- 想像するのが楽しく、想像力が豊かになる
- ハロウィンに関連するモノや雰囲気を知る事ができる
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


想像や「知ってる!」が楽しめるハロウィンに向けて読みたい一冊です。
「とんとんとん」と誰かがドアを叩いています。ドアの向こうには何やら丸い影が見えます。「はーい どなたですか?」と答え、次のページをめくると…大きな白いおばけちゃん!
次のページをめくると「とんとんとん」と、また誰かの影がドアの外に見えます。今度は誰かな?ページをめくると狼男君!
次も誰かがドアの外に立っていますが、ドアを開けても誰もいませんでした。でも、よーく見てみると紫の棺桶が!ページをめくると棺桶からドラキュラが出てきました!
最後は魔女さん。魔女さんはかぼちゃのお面を持って「あんたの おめんを もって きたよ」と言って、お面を渡してくれました。
魔女が持ってきてくれたお面は穴が開いて本当に着けることができます。最後は皆でハッピーハロウィン!
ハロウィンの事を知りながら、ハロウィンに期待感を抱ける絵本です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「ハッピー ハロウィン!」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 1,2歳児が楽しめるハロウィンに関する絵本を探している
- 聞き手が参加しながら楽しめる絵本を探している
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「ハッピー ハロウィン!」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


少し怖いけど温かく優しい絵本「おばけくんのハロウィン」
人間の子と一緒にハロウィンパーティーに参加したいおばけくん。見た目は怖いけど、そんなおばけくんでも仲間に入れてくれて一緒に過ごせる友達を見つけます。みんな見た目ではなく、おばけくんの心を見ていたようです。
ストーリーがある読み易いハロウィンの絵本を探している時にはこちらをおすすめ。


子どもと一緒に身体を動かしながら楽しめる「ぺんぎんたいそう」
ペンギンたちが体操しているのを見て、動きを真似する参加型の絵本。普通の体操とはちょっと違うペンギンならではの動きなどが楽しめ、盛り上がること間違いなしの一冊。
身体を動かしながら聞き手が参加できる絵本を探している時にはこちらがおすすめ。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- ハロウィンに興味を持ち、親しみを感じたり、楽しみにする
- 想像する楽しさを知る
目的・ねらい1
ハロウィンに関連するモノを程よく知る事ができます。
おばけ、狼男、ドラキュラ、魔女、カボチャなどハロウィンと言ったら思いつく代表的なモノが必要最低限に出てくるので、ハロウィンがどのようなものなのかを知るのにぴったりな作品です。
日頃は目にしないモノばかりなので、興味を持てることは勿論、可愛らしい姿のキャラクターに親しみを感じる事ができます。
キャラクターに親しみを感じながら、ハロウィンにも親しみを感じたり、ハロウィンの訪れを楽しみにすることができるでしょう。
目的・ねらい2
思わず想像したくなるような構成が楽しめます。
「ハッピー ハロウィン!」は主に4ページで構成されている展開が続いていく作品です。1,2ページ目はキャラクターがシルエットになっているページ、3,4ページはシルエットになっていたキャラクターが登場するページ。
どのような展開かを理解する中で、シルエットのページが出てきた時にはどんなキャラクターが次のページに登場するのかを想像するようになります。
「どんなキャラクターなのか」「自分の考えたものは合っているのか」などドキドキしながら想像を楽しむ事ができる内容です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
年齢 | 1,2歳児頃 |
季節 | 秋 |
行事 | ハロウィン |
対象年齢
2歳児頃が特におすすめです。
身の回りの生き物などの名前を覚え、どんどん語彙や知識が広がっていく年齢に合わせて読むことで、ハロウィンに関するものも興味を持って覚える事ができます。
また、想像する楽しさや繰り返し読む事の面白さなども2歳児頃だと一層楽しめる様になるでしょう。
時期・季節・行事
想像や考えることを楽しみ始めた頃がおすすめです。
シルエットを見て想像する事を楽しめる「ハッピー ハロウィン!」なので、目の前にあることを自分なりに考えたりすることが楽しめるようになった時期に合わせて読むことで、本作の内容が最も楽しめるようになります。
ハロウィンに関する絵本なので、季節は秋、行事はハロウィンに合わせて読むと良いでしょう。
読み聞かせのポイント


「ハッピー ハロウィン!」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 聞き手の反応に合わせてページをめくりましょう
- 聞き手とのやり取りを楽しみながら読みましょう
ポイント1
盛り上がりの様子を見ながらタイミングを見計らう!
「ハッピー ハロウィン!」はクイズのように楽しめるため聞き手が「おばけ!」「コウモリ!」など様々な言葉と共に反応を示します。
中には想像を楽しんで暫く黙っている子もおり、そんな中ページをめくってしまうと折角の楽しい想像も途切れてしまいます。
なのでシルエットのページを開いている時には、聞き手の反応をよく見て反応が一段落したタイミングでめくるように心掛ける事をおすすめします。
ポイント2
会話も楽しめ、読み手、聞き手共に楽しめます。
一方的に読み聞かせをするような絵本ではなく、聞き手も絵本の内容を一緒に楽しめる参加型絵本のように楽しむことが出来るのが本作の大きな魅力の1つ。
ただ聞いているだけよりもクイズに答えるような感覚で参加できる方が聞き手も楽しいもの。そして折角参加しているので、聞き手の答えた回答に「おばけかな?」「〇〇だと思うな」など、伝えることで一層盛り上がる事ができます。
盛り上がるだけでなく、やり取りをすることで聞き手とゆったりと関わる時間にも繋がるので是非会話するように楽しんでみましょう。


まとめ・Ryuの感想


笑って盛り上がれるだけじゃない!子どもとゆったりと関われる一冊です。
登場するキャラクターのシルエットを見て、それが何か答えるという内容なので自然と盛り上がりながら楽しめるのが本作の大きな魅力の1つ。
そして、単に盛り上がるだけでなく、盛り上がる中で聞き手と読み手のやり取りも活発になる点もとても大きな魅力の1つです。
日々の生活の中で楽しめる事は勿論、日頃中々ゆったりと関わる時間がない、きっかけが作れないという時にもおすすめの一冊で、読む中で双方の「楽しい」という思いを共有し、距離をぐっと近づけてくれるきっかけになる作品にもなり得ます。
聞き手の反応はクイズ大会を行っているかのような感じで、自分の思いついたものをどんどん答えてくれます。1,2歳児の子でも何度か読んでいる中で答えを覚えるので、1,2歳児の子にとっては何度か読むことで楽しさが増していく作品と言えます。
楽しさがギュっと詰まった作品。ハロウィンの絵本を探している時に選んで間違いのない一冊です。



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