【3歳,4歳おすすめ絵本】あめふりくまのこ【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
「あめふりくまのこ」は私が”雨に関する歌を知って欲しい””梅雨時期の自然物に興味を持って欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 歌に親しみを持ちながら世界観を楽しむ
- 梅雨時期に関連するモノに興味を持つ
- 身近な人と声を合わせる楽しさを知る
作品紹介
「あめふりくまのこ」はこんな絵本!
「あめふりくまのこ」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「あめふりくまのこ」を簡単にまとめてみました。
- 童謡「あめふりくまのこ」の世界を描いた絵本
- 優しいタッチで描かれており、落ち着いた気持ちになれる
- 梅雨時期の動植物も描かれていて、知識も身に着けられる
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容
梅雨の定番!子どもと一緒に歌える絵本です。
「おやまにあめがふりました あとから あとから ふってきて…♪」
あの有名な歌「あめふりくまのこ」の歌が優しいタッチで描かれています。
お歌に沿った絵が描かれており、よりこの歌の世界に入ることができます。
歌だけでなく、梅雨時期の生き物や植物も描かれており、自然物にも触れることができます。
雨の日が楽しみになる、そんな一冊になっています。
こんな方におすすめ
以下の項目に当てはまる方に「あめふりくまのこ」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 有名な童謡を絵と共に楽しめる絵本を探している
- 梅雨時期をテーマにした絵本を探している
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「あめふりくまのこ」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!
どんな年齢でも楽しめる色の絵本「どんないろがすき」
一定のフレーズ、リズムが繰り返されるため覚えやすく、明るいテンポで歌の楽しさも感じられます。「あめふりくまのこ」が難しくて覚えられなかった場合におすすめです。
色に楽しみながら触れる事ができる一冊です。
リボンの仕掛けが綺麗で楽しい「にじをつくったのだあれ?」
雨がよく降る梅雨に関連して読みたい仕掛け絵本。ページをめくる毎に絵本上部にある虹に見立てたリボンが増えていき、最後は綺麗な虹が完成します。
穏やかな気持ちになれる雰囲気を持った一冊です。
目的・ねらい
絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 「あめふりくまのこ」の歌を知り、その世界観を視覚的に楽しむ
- 梅雨のものを知り、梅雨を楽しみにする
目的・ねらい1
絵本を通すことで、視覚的にも楽しむことができます。
「あめふりくまのこ」を知らない子は、この絵本を読むことでこの曲を知ることができますし、知っている子は、絵があることでこの歌の世界観に浸ることができるでしょう。
それぞれの歌詞の情景が浮かびやすくなり、記憶にも定着しやすくなります。
歌をイメージしながら歌うことで、気持ちを込めて歌いやすくなり、言葉に気持ちを乗せる感覚を得ることができるでしょう。
目的・ねらい2
雨でだけはありません。この季節の自然物も一緒に学ぶことができます。
絵本の中には紫陽花やカタツムリ、テントウムシなど梅雨の時期に見られる花や生き物なども描かれています。
この歌と一緒に見ることで、梅雨とこれらの花・生き物を頭で結びつけることができるようになるでしょう。
また、どれも子どもが好きなものなのでこのものを見たいと思い、梅雨が来ることを楽しみにすることが予想されます。
チェックポイント
現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
年齢 | 3歳児前後 |
季節 | 梅雨時期 |
行事 | 関係なく楽しめる |
対象年齢
3歳頃からがおすすめです。
歌絵本の良い所は年齢を特に気にしなくてもいいところだと思います。
ですが、「あめふりくまのこ」は5番まであるので、覚えるのもなかなか大変です。
ですので、全体をそれとなく歌うことができる3歳頃からがいいでしょう。
時期・季節・行事
歌に親しみを持ち始めた頃がいいでしょう。
5番まである曲なので、いきなり歌うのには少し難しい曲です。
「おべんとうばこのうた」「どんないろがすき」などの手遊び歌等を親しみを持って唄えるようになったら読んでみましょう。
雨を題材にした曲となっているので、梅雨の時期にピッタリです。
ですが、雨は一年を通して降るものですので、そこまで拘らず一年中読んでもいいかと思います。
読み聞かせのポイント
「あめふりくまのこ」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 曲調に合わせてゆったりとした雰囲気で歌うことを心がけましょう
- 絵本の中の植物・生き物に触れてもいいでしょう
ポイント1
曲には雰囲気があります。歌詞を見て雰囲気を感じましょう。
曲調や歌詞も勿論ですが、この絵本のタッチはとても柔らかく描かれています。
そんな優しい雰囲気も感じ取りつつ、ゆったりと歌うと絵本のタッチと曲調が合い、子どももより気持ちよく歌うことができるでしょう。
私は声も優しくしようと心がけて歌っています。
ポイント2
歌の途中で子どもが絵の生き物に触れても怒らず、対応しましょう。
魅力的な花や生き物が描かれているので、ついつい指をさしたり、そのものの名前を言ってしまうことがあります。
そうしたことがあっても怒らずに「カマキリさんいるね」などの応答をしっかりとしてあげるといいでしょう。
そこで、お歌の邪魔になるからと怒ってしまうと折角子どもが興味のあるものを発見したのに、その好奇心を折ってしまうことになりかねません。
しっかり応答した後に自然と続きから歌い続けるといいでしょう。
まとめ・Ryuの感想
名曲の世界観をより味わうことができる絵本です。
私はこの仕事をしてから知った曲だったのですが、聞いてすぐに好きになりました。
そして、「あめふりくまのこ」の絵本があることを知り、即決で買ったことを覚えています。
この曲の独特の雰囲気がとても好きですし、更に絵本でその世界観がしっかり表現されています。
個人的には、この絵のタッチも気に入っていて、全てが優しく描かれているので、何だか優しい気持ちになれるんですよね。
雨が多くてあまりいいイメージのない梅雨ですが、この曲・絵本のおかげでそんな梅雨も楽しみにすることができる一冊です。
子どもと一緒に歌って、名曲を楽しんでください。
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