【手洗いが楽しくなる仕掛け絵本】てあらいできるかな【現役保育士がレビュー】

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【1歳,2歳児おすすめ絵本】てあらいできるかな【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「てあらいできるかな」は私が”手洗いに関心を示し、自らしたいと感じて欲しい””仕掛けに触れる中で絵本に触れる事を楽しいと感じて欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

目次

作品紹介 

きむらゆういち
出版社 偕成社
発行日2020/10
値段¥770
大きさ・ページ数22×19cm/28p

「てあらいできるかな」はこんな絵本!

「てあらいできるかな」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「てあらいできるかな」を簡単にまとめてみました。

  1. 様々な生き物と手洗いを楽しめる手洗い絵本
  2. めくる事で話が展開していく仕掛けが楽しめる
  3. 手洗いに対して前向きな気持ちを持つ事ができる

まるわかりQ&A

「てあらいできるかな」を一言で表すと?

手洗いの仕方が分かり、手洗いに前向きになれる絵本!

子どもの反応は?

仕掛けをめくったり、手をごしごししながら楽しむ!

「てあらいできるかな」を読んで得られる事は?

手洗いを前向きに考えられる!

ずばり何歳向け?

2歳児向け!

どんな人は買い?

手洗いがしたくなる、仕掛け付きの絵本を探している人!

絵本ナビなら中面をチラ見できます

あらすじ・ストーリー・内容

手洗いがやり方が自然と身につく楽しい絵本。

 皆で外から帰ったら手洗い開始!ねこ、こいぬ、かいじゅう、ママ、ゆうちゃん、ことりが石鹸を使って手を洗います。

 手のひら、手の甲、指の間、手首…しっかり洗って、ごしごしごし…。最後はお水で流してきれいさっぱり!

 おててがピカピカになったら、みんなで一緒にドーナツをいただきます。

 仕掛けをめくりながら楽しく読める一冊です。

こんな方におすすめ

  1. 手洗いに関する絵本を探している
  2. 子どもが一人でも読みたくなるような仕掛け絵本を探している

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「てあらいできるかな」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

歯磨きが楽しみになる「はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!」

 歯磨き嫌いな子の所に突如現れた歯磨き列車。歯磨き列車が歯に挟まった食べかすをどんどんお掃除してくれて、歯磨きの爽快感が味わえます。盛り上がりながら楽しめる歯磨きの絵本です。

 衛生関連で一緒に読みたい一冊です。

仕掛けでいただきますが楽しくなる「いただきます」

 仕掛けをめくると動物たちが食べ物を食べている姿が見られる「いただきます」が楽しめる絵本。くま、ねこ、ぶた…様々な動物たちと「いただきます」を楽しめます。

 手洗いをした後に読みたい絵本です。

目的・ねらい

  1. 手洗いに関心を示し、自分からしようとする
  2. 仕掛けをめくる楽しさを感じ、絵本に関心を示す

目的・ねらい1 

手洗いが楽しそうに描かれています。

 子どもにとって手洗いってついつい忘れてしまったり、やりたくなかったりするものです。

 ですが、「てあらいできるかな」では、登場する人や生き物がみんな楽しそうに手洗いをしていて、手洗いに対してプラスの印象を持つことが出来ます。

 また、「おみずとせっけんをおててにつけて てのひらを…」「てのこうを…」「ゆびをいっぽんいっぽん」と丁寧に手洗いの仕方が書かれているので、楽しみながら手洗いのやり方を理解する事ができます。

 読んだ後は手洗いをしたくなるでしょう。

目的・ねらい2  

大きく分かりやすい仕掛けが特徴的!

 ただ単に手洗いの仕方が描かれているだけでなく、仕掛けもあることで最後まで楽しく絵本を読むことができます。

 最後まで集中して読めるだけでなく、仕掛けをめくるドキドキ、楽しさも味わうことができるので絵本に興味を持つきっかけにもなるでしょう。

 テーマが子どもにとっても身近な手洗いなので関心を示しやすい点も「てあらいできるかな」の良い所です。

チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢1,2歳児、特に2歳児
季節一年中、若しくは冬
行事手洗いの日など

対象年齢

2歳がおすすめです。

1歳でも十分に楽しむ事ができますが、1歳の頃は手を洗う習慣そのものを身に着けたい時期です。

2歳になったら手の洗い方も意識しながら手洗いができるようになるので、「てあらいできるかな」の内容がぴったりな年齢になります。

時期・季節・行事

手洗いの習慣が身についてきた頃が良いでしょう。

 外から帰ってきて手洗いはとりあえずするようになったその先に読みたい絵本です。

 ただ石鹸をつけて水で濡らすだけでなく、しっかりとどこをどのように洗ったらいいのかが丁寧に描写されているので、手洗いの習慣が身についてから読むことで更に内容が響きます。

 季節感や行事感は特にありませんが、感染症が流行る冬に読んだり、世界手洗いの日である10月15日に合わせて読むのもいいでしょう。

 

読み聞かせのポイント

  1. 実際に手洗いの動きをしながら読みましょう
  2. 聞き手にも仕掛けを触らせて読みましょう

ポイント1  

実際に見せると反応も段違いです。

 読んでいる時に、絵本の内容に合わせて手をごしごしすると聞き手も真似をして手洗いの動きをしてくれます。

 絵本を持ちながらするのには少し難しいので、そのような場合は一度本を置いてからでもいいです。

 また、私がよく行う方法としては、手のひらを洗っている時は聞き手に手のひらを見せて、手の甲のシーンでは手の甲を、指を洗う所では指を一本立てて読むようにしています。

 読み終えた後に改めて順番を確認するのも聞き手とのやり取りが生まれて楽しいです。

ポイント2

聞き手が主体的に楽しめる工夫をしましょう。

 とても楽しい絵本であっても読み手が一方的に読んでしまうと聞き手は受け身になってしまいがちです。

 折角楽しい仕掛けがあるので、聞き手にめくってもらい絵本に積極的に関われるように工夫しましょう。

 そうすることで、手洗いの内容だけでなく、「絵本って楽しい」「もっと読みたい」という思いがこみ上げてくるはずです。

 破ってしまう恐れもありますが、優しく扱わなければいけないという教訓になり、それもまたいい経験になるでしょう。

まとめ・Ryuの感想

手洗いについて伝えたいならまずこの一冊!手洗い絵本の定番です。

 子どもに親しみやすい絵や人・生き物たち、子どもが大好きな仕掛け、分かりやすく描かれた手洗いの順番…手洗いの入門書と言ってもいいほど、誰でもおすすめできる絵本です。

 中には手洗いを嫌がる子もいますが、元来、水に触れる感覚や石鹼の触感は不思議で楽しいものです。

 少しのきっかけを作ることで手洗いが好きになる可能性があるので、そのきっかけを作るのにぴったりな内容となっています。

 実際に読んだ時には、子どもも一緒に手を洗う真似をして楽しんだり、「ごしごし」と一緒に声を合わせて楽しむ姿が見られます。

 その流れで手洗いに持っていくととってもスムーズに手洗いする事ができました!

 手洗いは生活する上で避けては通れないので、乳児期に一度は読みたい一冊です。

Ryu

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