【3,4歳おすすめ絵本】ぜったいあけちゃダメッ!【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
「ぜったいあけちゃダメッ!」は私が”想像力を養う””面白い時間を共有する”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
既に持っている方もまだの方も読み聞かせをするときの参考にしてください。
作品紹介
「ぜったいあけちゃダメッ!」はこんな絵本!
「ぜったいあけちゃダメッ!」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「ぜったいあけちゃダメッ!」を簡単にまとめてみました。
- 海外発の世界中で読まれている絵本
- 思わず次のページを捲りたくなる工夫が詰まっている
- 子どもと絶対に盛り上がり、楽しい雰囲気を作る事ができる
まるわかりQ&A
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あらすじ・ストーリー・内容
ドキドキワクワクしながら盛り上がれる一冊です!
絵本を開くと青い人のような人物がいます。こちらの存在に気が付くと…「この絵本はめくったらダメ」だとしつこく、何度も言ってきます。
話を聞かずにページをめくると、泣いたり、怒ったり、ページをめくるとお爺さんになると嘘をついたり…。様々な方法でページをめくるのをやめさせようとします。
しまいにはお父さん、お母さんに言いつけると叫んだり、お金をあげると言ったり…そして最後にはページをめくってはいけない悲しい本当の理由を話します。
最後のページをめくると…。
笑って楽しめて想像力を掻き立てられる作品です。
こんな方におすすめ
- 想像力を豊かに出来る絵本を探している
- 大人と子どもで楽しい時間を共有できる絵本を探している
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「ぜったいあけちゃダメッ!」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!
笑いながら言葉の変化が楽しめる「へんしんトンネル」
へんしんシリーズの一作目。「かっぱかっぱ…」と言いながらトンネルに入ると出るときには「かっぱかっぱ…」と馬になっていたり、言葉を繰り返す事で変化する事に着目した言葉遊びの絵本です。
子どもと笑いながら楽しめる一冊です。
想像する楽しさが詰まった「やさいのおなか」
野菜の断面がシルエットになっていて、それが何の野菜なのかを考えたり、想像しながら楽しむ絵本。クイズのような感覚で楽しむ事ができるので、どんな年齢の子でも盛り上がる事間違いなしです。
食育という側面も持った一冊です。
目的・ねらい
- 次の展開を想像し、想像力を働かせる
- 笑いながら絵本を楽しみ、絵本が好きになる
目的・ねらい1
何が起こるか予測できないドキドキがたまりません。
「ぜったいあけちゃダメッ!」はページをめくる楽しみがギュッと詰まった作品で、ページをめくる度にドキドキしてしまいます。
「次のページではどんなことが起こるのか」という思いを感じながら、様々な展開を想像する楽しみが味わえます。
予想がしにくいからこそ色々な展開を自然と考え、想像力を働かせながら絵本を楽しむ事ができます。
目的・ねらい2
「絵本って楽しい!」と感じる事ができます。
”ページをめくる”という絵本において最も欠かせない動作が「ぜったいあけちゃダメッ!」では、最も魅力的な動作になっています。
喜怒哀楽が思い切り表現されている文や言葉を聞いたり、ページをめくるワクワク感を純粋に楽しむ事ができ、絵本そのものの良さを改めて感じる事ができます。
絵本の魅力にまだ気づいていない子も「ぜったいあけちゃダメッ!」を読むことで、絵本に対してプラスのイメージを持つ事に繋がるでしょう。
チェックポイント
現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
年齢 | 3,4歳児、特に4歳児 |
季節 | 一年中 |
行事 | 関係なく楽しめます |
対象年齢
3歳児以降におすすめです。
ページをめくった後の事を想像しながら楽しむ作品なので、ある程度展開を予想できる力が身についてから読むことで、「ぜったいあけちゃダメッ!」の魅力を100%感じる事が出来るでしょう。
特に想像力が豊かになっている事が予想される4歳児頃に読むことで、更に想像力を豊かにしながら内容を楽しむ事ができます。
時期・季節・行事
想像上の話が出来るようになった時期が良いでしょう。
普段の会話の中で「もし…」「…だったらどうする?」といった仮定の話が自然と出来るようになっていたら、それは想像力が身についている証拠になります。
そうした言葉が出てきたら「ぜったいあけちゃダメッ!」を読むのにぴったりな時期です。
季節や行事とは関連がない内容になっているので、一年中、いつでも楽しむ事ができます。
読み聞かせのポイント
- 感情を込めて恥ずかしがらずに読みましょう
- ページをめくる際に工夫をしましょう
ポイント1
恥じらいを捨てて思い切り読もう!
「ぜったいあけちゃダメッ!」を読み聞かせする上で最も大切な事は恥ずかしがらないこと。
青い人のセリフが喜怒哀楽に富んでいて、感情を込めて読まないと面白さが伝わらない所が数多くあります。怒る真似をしたり、泣く真似をしたり、叫んだり…正直読むのが難しい部類の絵本です。
ですが、その分、恥を捨て、感情を込めて読むと最高に面白い絵本なので、子どものために恥ずかしがらずに読んでみましょう。
ポイント2
ページをめくる事を楽しませましょう。
「ぜったいあけちゃダメッ!」はページをめくる時のドキドキ感を楽しめる絵本です。
その1番面白い動作を読み手がただ単にめくってしまうのは勿体無いので、めくり方を工夫してみましょう。
ページをめくるという1番ドキドキが味わえるところを聞き手にお願いをして、子どもにページをめくってもらったり、読み手がめくるにしても「めくっていい?」と聞き手に聞いてゆっくり間を空けてめくったりと、更にドキドキが味わえるような工夫ができます。
めくり方に正解はないので、子どもの様子を見ながら色々と試してみるといいでしょう。
まとめ・Ryuの感想
着眼点がユニークな本当に面白い絵本!
”ページをめくる“という動作の楽みを極限まで引き出している絵本だと思います。
「やらないで」と言われた事ほどやってしまいたくなるのが人の性。それは子どもも同じで、その心理を上手についている内容が魅力的です。
初めて私が読み聞かせをしたときは正直恥ずかしくてあまり上手く読むことができず盛り上がりにかけましたが、恥を捨て思い切り感情を込めて読むと子どもも大笑いしながら楽しんでいました。
それからは「もう一回読んで!」とリピートを望む声も多く、どれだけ子どもが楽しんでいたのかが肌で感じられた作品です。
子どもと一緒に楽しい時間を過ごしたい時に是非読みたい一冊です。
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