【モノを分ける良さが感じられる】えんそくバス【現役保育士がレビュー】

【2,3歳児おすすめ絵本】えんそくバス【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「えんそくバス」は私が”モノを分ける良さを感じて欲しい””出かけている気分を味わって欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

目次

作品紹介 

中川 ひろたか
村上 康成
出版社童心社
発行日1998/3
値段¥1430
大きさ・ページ数20.7×22.2cm/32p

まるわかりQ&A

えんそくバスを一言で表すと?

優しさが感じられ、遠足に行きたくなる絵本!

子どもの反応は?

遠足に行っているかのようにニコニコしながら聴いている!

「えんそくバス」を読んで得られる事は?

分け合う良さが分かる!

ずばり何歳向け?

強いて言うなら3歳児!

どんな人は買い?

人に優しくする事の良さを感じられる絵本を探している人!

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あらすじ・ストーリー・内容

ドキドキ・ワクワク!優しさ溢れる遠足旅!

 明日は待ちに待った楽しい遠足!園長先生から寝坊しないことと、お弁当を忘れないように伝えられます。

 しかし、園長先生はドキドキして中々寝付けず、当日の朝、なんと寝坊してしまいます!園長先生に気付かずみんなはバスで公園に出発。

 右に曲がったり、左に曲がったり、でこぼこ道を進みながら公園に到着!

 たくさん遊んで、待ちに待ったお弁当の時間に園長先生が慌てて来ましたが、お弁当を忘れてしまった様子。

 そんな園長先生にみんながお弁当を分けてあげて、みんなで美味しく「いただきます!」

 遠足×優しさ、そんな楽しくも温かい作品です。

こんな方におすすめ

  1. 優しさについて考えられる絵本を探している
  2. 遠足の楽しさを感じられる絵本を探している

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「えんそくバス」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

分け合う良さ、思いやる心が感じられる「どうぞのいす」

 「どうぞのいす」といううさぎが作った椅子から始まる優しさ溢れるストーリー。どうぞのいすに置いてあるものを動物たちは食べてしまいますが、後の動物の事を考えて代わりのものを置いていくのが繰り返されます。

 優しさが紡がれていく名作です。

優しさとドキドキがいっぱいの「モリくんのおいもカー」

 モリくんがお芋を使って車を作りました。道行く中で出会った動物たちを乗せてあげたり、お腹が空いている子にはお芋を分け与えてあげます。ストーリーの展開が楽しく、楽しみながら優しさに触れる事ができます。

 分け合う良さが感じられる物語です。

目的・ねらい

  1. 自分のモノを分ける良さを感じる
  2. 絵本の世界に入り込み、絵本を楽しむ

目的・ねらい1 

少しのことで相手を笑顔にできる事が感じられます。

 「えんそくバス」では、お弁当を忘れてしまった園長先生にみんなが少しずつお弁当を分けてあげる温かい描写があります。

 本作では、お弁当ですが、このお弁当は日常生活で言う所の”優しさ”です。

 一人一人が分けているお弁当は少ないものの、数が集まれば多くなり、一人の笑顔を作ることができる。

 分け与えれば、相手も自分も気分が良くなることを間接的に伝えてくれています。

 友だちとの玩具の貸し借りや人間関係など、日常生活の中でこの優しさが活きてくるでしょう。

目的・ねらい2  

読めば気分は遠足気分!

 絵本の世界に入り込んで楽しむのに遠足はピッタリなテーマ。

 遠足は想像しやすいですし、いつもと違う場所で遊ぶ楽しさ、お弁当を持っていける嬉しさなど、共感できる所が多いからです。

 「絵本を楽しむ」というのは当たり前のように聞こえますが、子どもも共感できたり、イメージができないと楽しむことは難しいこともあります。

 本作「えんそくバス」はテーマは勿論のこと、バスの左右に揺れたりする演出や文字がなく大きな遊具が描かれているページなどがあり、内容も絵本の世界に入り込みやすいように工夫されています。

 絵本の世界に入り込むことで、絵本そのものが好きになる、遠足のドキドキ感が味わえる、集中力・共感する力が身につくなどなど、様々なメリットがあります。

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チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢乳幼児期、特に3歳児
季節春や秋など
行事遠足など

対象年齢

3歳児前後がいいでしょう。

 ページ数や文字の量から考えると1,2歳児でも十分に楽しむことができます。

 しかし、遠足という事を理解したり、実際に行くようになるのが3歳児頃になってからなので、イメージがしやすくなる3歳児前後に読むと、更に楽しみが深まるでしょう。

時期・季節・行事

玩具の貸し借りが少しずつできるようになった頃がいいでしょう。

 自分のモノを分け与えることは子どもにとって非常に難しい事の1つです。

 そんな自分のモノを分け与える最も身近な事として玩具の貸し借りが挙げられます。

 玩具を渋々ながらも貸す事ができるようになった頃に読むことで、玩具を貸したことで起こる良い事を想像できるようになるでしょう。

 季節的な描写は特にありませんが、遠足をすることが多い春や秋などに合わせて読むことをおすすめします。

 行事としては、やはり遠足の前など、遠足に紐づけて読むといいでしょう。

読むときのポイント

  1. 1ページをじっくり読みましょう
  2. アドリブを入れつつ読みましょう

ポイント1  

公園のページは黙って”読む”

 「えんそくバス」はストーリーはあるものの、手に汗握るような展開ではなく、遠足らしくほのぼのした雰囲気で楽しむことができます。

 そんな雰囲気を演出するために1ページに掛ける時間を少し多く取ったり、気持ちゆっくり読む工夫をしてみましょう。

 特に公園に着いた後の2ページは文字が一切なく、公園の様子だけが描かれています。

 文字がないからと言って速くページをめくるのではなく、文字がないからこそ絵を楽しむことができるようにじっくり読みましょう。

 絵を十分に楽しむことで、絵に隠れている様々な楽しさに気付くことができるはずです。

ポイント2

アドリブで聞き手を引き込みましょう。

 バスに乗って左右に揺れたり、がたがた道を走る場面があるのですが、その時に左右に絵本と読み手自身の体を傾けたり、がたがた道は実際に絵本を上下に揺らすなどすると臨場感も味わうことができます。

 また、二回目以降の読み聞かせでは「はーい!ひろみ先生!」と、先生の名前を呼ぶシーンを実際にいる先生の名前に変えてみたり、園長先生の名前を身近な人の名前に変えると面白味が増して、聞き手を一気に引き込むことができます。

 アドリブを入れるのは賛否があると思うので、嫌いな方は無理にする必要はありません。

 聞き手の様子によって読み方を変えるのに抵抗がない方は是非やってみましょう。

 

まとめ・Ryuの感想

遠足って楽しそう!だけじゃない絵本。

 「えんそくバス」はパッと見は、遠足の気分に浸って、遠足を楽しみにするような絵本なのですが、私個人としては、優しさを学ぶ絵本だと思っています。

 バスの中の様子や壮大な公園の描写など素敵な場面はたくさんあるのですが、私が1つだけ最も好きな場面をあげるとするなら、園長先生がお弁当を忘れたのを知り、子どもたちがそれぞれの食材を少し分けてくれる場面です。

 「えんそくバス」が持っている元々の雰囲気も相まって、とても温かく感じられます。

 「優しさってこういうことだよ」と、絵本を通して、押しつけがましくなく優しく伝えてくれています。

 また、私が実際に読むときにはポイント2で書いたようなアドリブを入れて、面白く読むように心がけています。

 実際にいる先生の名前に変えると、子どもたちは殆どの確率で笑ってくれます。

 笑いも入れつつ読むことで、遠足の楽しさを演出するのもおすすめです。

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