【読んだ後も楽しめる!導入にピッタリな雛祭り絵本】ひなまつりルンルンおんなのこの日!現役保育士がレビュー】

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【歳児おすすめ絵本】ひなまつりルンルンおんなのこの日!【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」は私が”ストーリーを楽しむ中で雛祭りの事を深く知って欲しい””雛祭りに関連するモノを知り、知識を身に着ける楽しさを感じて欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」を通じて目指す子どもの姿
  • 雛祭りに関心を持つ
  • 雛祭りに関連するモノの名称を知る
  • 知的好奇心を満たす喜びを感じる
¥1,540 (2023/02/19 15:00時点 | Amazon調べ)

目次

作品紹介 

ますだ ゆうこ
たちもと みちこ
出版社文溪堂
発行日2012/2
値段¥1540
大きさ・ページ数22.1×22cm/32P

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」はこんな絵本!

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」を簡単にまとめてみました。

  1. もっと知りたい!行事の絵本」シリーズの雛祭り編
  2. 雛人形が冒険する展開のあるストーリーを楽しめる
  3. 雛祭りに関する知識が豊富に書かれている

まるわかりQ&A

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」を一言で表すと?

ストーリーを楽しみながら雛祭りにかなり詳しくなれる絵本!

子どもの反応は?

新しく知った事に驚いたりしながら楽しむ!

ずばり何歳向け?

5歳児向け!

どんな人は買い?

雛祭りに関連するストーリーと共に知識を深められる絵本を探している人!

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あらすじ・ストーリー・内容

雛祭りの知識がいっぱい!雛人形たちの冒険も楽しめます。

 ゆずちゃんのお家には雛人形が飾られています。ゆずちゃんは今日は朝からお出かけゆずちゃんにお留守番をお願いされた雛人形ですが、お雛様は「私だってお出かけしたい」と言うと、猫の背中に乗って外に飛び出してしまいました。

 お内裏様、右大臣、左大臣、三人官女、五人囃子も慌ててお雛様を追いかけます。お雛様はというと猫の背中から落ちてしまい野原でお花とお話しを楽しんでいます。お花が扇の事を尋ねたその時、きらきら光るモノに目がないカラスが扇を取って行ってしまいました。

 カラスは自分の巣に扇を置くとどこかへ行ってしまいました。その隙にリスに助けてもらいながら扇を取り返します。ところが、カラスがまた戻ってきてお雛様を襲おうとします。その時、お内裏様が到着し、尺を振り回しカラスを追い払いました。

 お雛様と一緒に猫の背中に乗り、お家へ帰ると五人囃子の笛太鼓に合わせながら踊ったり、白酒を飲んだりしながら楽しみました。

 ゆずちゃんが帰ってきて慌てて雛壇に戻った雛人形。白酒も雛あられも空っぽになっているし、並び方もぐちゃぐちゃ。これは雛人形たちだけの秘密です。

 ストーリーを楽しみながら雛祭りに詳しくなれる一冊です。

こんな方におすすめ

以下の項目に当てはまる方に「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。

  1. 幼児向けの雛祭りに関する絵本を探している
  2. 雛祭りに関する由来や関連する知識が多く書かれている絵本を探している

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

冒険×雛祭り「おひなさまのいえ」

 売れ残った雛人形たちが自分たちの家を探す旅に出る絵本。様々な困難を乗り越えながら最後は皆が幸せに暮らせる家を見つけられる冒険ストーリーが楽しめます。

 ストーリーをより重視しながら雛祭りに触れたい時におすすめの一冊。

月の満ち欠けが楽しく描かれた「つきよのキャベツくん」

 キャベツくんシリーズの第5弾。キャベツくんが歩いているとブタヤマさんがやってきました。でも、よく見るとブタヤマさんではなく豚のような鼻がついているトンカツです。色々あって三日月がトンカツをパクリとしてしまいましたが、お月様はお腹いっぱいで満月になりました。

 面白いやり取りの中に月の満ち欠けの様子を取り入れた知的好奇心をくすぐる作品です。

目的・ねらい

絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。

  1. 雛祭りの由来や関連するモノ知り、興味を持つ
  2. 知識を得る楽しさや喜びを感じる

目的・ねらい1 

1つ1つの名称を知りながら雛祭りに親しみが感じられます。

 「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」では、ストーリーの中で雛人形のそれぞれの名前が触れられており、自然に名前を覚える事ができます。

 また、白酒や雛あられ、ぼんぼり、桃の花など、雛祭りに関連するモノの名前も文の中に自然と散りばめられているので、特に覚えようとする気持ちがなくても聞いている中で”いつの間にか知っている”という状況を作る事ができます。

 最近は雛人形を飾らない家も増え、触れる機会が少なくなっている雛祭り。まずは”知っている”という思いを持つ事で親しみを感じたり、興味を持つきっかけとなり得る一冊です。

目的・ねらい2  

知る事の楽しさを感じられる知識が詰まった作品です。

 雛人形たちの冒険が描かれている作品ではあるもののストーリーの途中やストーリー後に雛祭りの由来やお雛様の飾り付け、雛祭りの料理、雛祭りの製作に至るまで様々な知識が特集のような形で描かれているのが最大の特徴です。

 「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」を読むだけで雛祭りに詳しくなれるだけでなく、どんどん1つの物事に詳しくなっていく楽しさ、知的好奇心を満たす喜びなども同時に味わう事ができます。

 雛祭りだけでなく、その他の事ももっと深く知りたくなるきっかけになり得ます。

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チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢幼児期、特に5歳児
季節
行事雛祭り

対象年齢

幼児期後期がおすすめです。

 ストーリーの長さ、文字数、内容などを踏まえると乳児期の子は最後まで集中して聴くのは難しいです。

 雛祭りに関する多くの知識が書かれているので、知的好奇心が高まり、知る事の楽しさを十分に感じる事ができる幼児期に読むことをおすすめします。

 「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」は特に情報量が多いので幼児期でも4,5歳児にピッタリの絵本となっています。

時期・季節・行事

行事を楽しみにしたり、行事の概要を理解し始めた頃がおすすめです。

 雛祭りに関連するストーリーが楽しめるだけでなく、雛祭りに関連する知識を深める楽しさも味わえる「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」なので、行事がどのようなものなのかをある程度理解していないと楽しさも減ってしまいます。

 近々訪れる行事を楽しみにしたり、雛祭りはお雛様を飾る日、女の子の日といったイメージが出来た頃に読むことで理解を深めながら更に楽しむ事が出来るようになります。

 雛祭りがメインの作品なので季節は春、行事は雛祭りに合わせて読みましょう。

読み聞かせのポイント

「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。

  1. 聞き手の様子をよく見ながら読み方や読む場所を工夫しましょう
  2. 読み終えた後の事を考えてから読みましょう

ポイント1  

由来や豆知識は聞き手の反応次第で読む!

 幼児でも十分楽しめるストーリーだけでなく、多くの知識が書かれているので場合によっては5歳児であっても最後まで集中力が続かない可能性もあります。

 なので、ストーリーは全て読む事は意識しつつ、途中に書かれている豆知識や由来は聞き手の様子を見て集中が続きそうな姿が見られたり、興味を持っていることが感じられたら読むようにすることをおすすめします。

 由来や豆知識は別の機会に伝えても大丈夫ですし、仮に読めなくてもストーリーだけで雛祭りに十分親しみは感じる事ができます。

ポイント2

読んだ後にも繋げやすい内容も魅力の1つ。

 「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」には由来や豆知識だけでなく、後半には雛祭りに関連する料理や製作も描かれています。

 読んだ後に「この料理作りたい!」「この製作どうやって作るの?」と興味を持つ事が予想されるので、雛祭りに対しての理解や親しみを深めたい場合は読む前に料理や製作のちょっとした準備をしておくと次の行動に繋げやすくなります。

 ただ読んで知識として知っている状態ではなく、主体的に雛祭りに関わる事で更なる興味や親しみを持つ事に繋がります。

 

まとめ・Ryuの感想

図鑑のようにも読めるし、読んだ後も楽しめる一石二鳥な一冊です。

 「もっと知りたい!行事の絵本」シリーズの特徴でもありますが、とにかく雛祭りの知識や関連する情報が多く載っているので、まるで雛祭り図鑑のようにも読むことができます。

 「ひなまつりルンルンおんなのこの日!」はシリーズの中でも特に関連する情報が多く書かれているので雛祭りを深く知ったりするのにはピッタリな一冊となっています。

 図鑑のように読めつつも起承転結のしっかりとしたストーリーも楽しめるので、ただの知識の詰込みではなく、あくまで楽しみながら雛祭りに触れられる点も大きな魅力の1つです。

 また、料理や製作なども書かれているので家庭でも園でもその後の活動に繋げやすく、導入にはもってこいの作品。

 雛祭りにまだ興味を持っていなくても、既に興味を持っていてもそれぞれの楽しみ方で存分に雛祭りを味わえる作品となっています。

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