【春の訪れと家族の温かさを感じる】14ひきのぴくにっく【現役保育士がレビュー】

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【2歳児おすすめ絵本】14ひきのぴくにっく【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「14ひきのぴくにっく」は私が”春の雰囲気を感じたり、春に関連する物事に関心を持って欲し”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

「14ひきのぴくにっく」を通じて目指す子どもの姿
  • 春の訪れに喜びを感じる
  • 春の自然(植物や生き物)に興味を持つ
  • 家族の温かさを感じる
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目次

作品紹介 

いわむら かずお
出版社童心社
発行日1986/11
値段¥1430
大きさ・ページ数26.6×19cm / 32P

「14ひきのぴくにっく」はこんな絵本!

「14ひきのぴくにっく」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「14ひきのぴくにっく」を簡単にまとめてみました。

  1. 春が訪れた喜びが画面いっぱいに感じられる
  2. 春に関する植物や生き物が数多く、繊細に描かれている
  3. 文が短いため、絵をじっくり眺めるだけでも楽しめる

まるわかりQ&A

「14ひきのぴくにっく」を一言で表すと?

春の自然と家族の絆が描かれた、繊細で美しい物語!

子どもの反応は?

緻密な絵の中から、春の生き物を見つけて喜ぶ!

ずばり何歳向け?

2-3歳児!

どんな人は買い?

子どもに季節の移ろいや家族の温かさを伝えたい人!

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あらすじ・ストーリー・内容

Story

森に住む14匹のねずみの家族が、春の日にピクニックへ出かけるお話です。

おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、そして10匹の兄弟たち。家族みんなでリュックを背負って出発します。

道中では、丸木橋を渡ったり、険しい土手を登ったりと、小さなねずみたちにとっては大冒険!でも、みんなで声を掛け合い、助け合いながら進んでいきます。 森の中には、春を告げるゼンマイやカタクリの花、そして冬眠から覚めたばかりの生き物たちが顔を出しています。

最後には見晴らしの良い広場に到着し、お母さん特製のおにぎりを広げて、家族みんなで春の暖かな光を浴びながら楽しい時間を過ごします。

繊細で美しい自然描写が、春の空気感を鮮やかに伝えてくれる名作です。

こんな方におすすめ

Recommend

以下の項目に当てはまる方に「14ひきのぴくにっく」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。

  1. 春の季節感や、自然の息吹を感じられる絵本を探している方
  2. 子どもと一緒に、絵をじっくりと見守る時間を持ちたい方
  3. 「家族の絆」や「協力すること」の大切さを伝えたい方

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「14ひきのぴくにっく」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

春のような温かさと言葉の面白さが楽しめる「ぐりとぐら」

 ぐりとぐらシリーズの第一弾。森で見つけた大きな卵が何なのか、またどのような料理をするのか、二匹のアイデアや言葉のやり取りが楽しく、ぐっと絵本の世界に引き込まれる名作です。言葉のリズムも感じられる一冊。

 アイデアや発想の面白さも感じたい時や名作を読みたい時にはこちらをおすすめ。

うさぎの気分を味わいながら想像や発想が楽しめる「わたしのワンピース」

 うさぎが着ている白いワンピースが周りの環境や生き物によって色や模様が変わっていくお話し。ワンピースがどんな模様になるのか想像しながら自分事のように楽しめる名作です。

 豊かな想像と発想を楽しめる絵本を探している時にはこちらをおすすめ。

目的・ねらい

Purpose

絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。

  1. 春の訪れを知り、自然の美しさや生命の躍動を感じる
  2. 家族みんなで協力して過ごす温かさを共有する

目的・ねらい1 

緻密に描かれた春の植物や生き物を目にすることで、身近な自然の変化に自ら気づき、季節が移り変わる不思議さや喜びを深く味わうことができます。

本作には、ゼンマイやカタクリの花、冬眠から覚めた小さな虫たちなど、春のしるしが画面いっぱいに繊細に描かれています。

文章が短いからこそ、子どもたちは絵の細部にまで集中することができ、「あ!ここにお花があるよ」「虫さんが起きたね」といった自分なりの発見を繰り返す中で、豊かな観察力と自然への好奇心が自然と育まれていきます

目的・ねらい2  

おじいさんから末っ子まで、家族みんなで力を合わせて目的地を目指す姿を通して、集団の中で支え合って過ごす心地よさや、家族・仲間との強い絆を感じることができます。

険しい土手を登ったり丸木橋を渡ったりする道中の大冒険は、子どもにとって「みんなと一緒なら頑張れる」という安心感や連帯感を学ぶ絶好の機会です。

最後に見晴らしの良い広場でお弁当を囲む場面では、目的を達成した達成感と共に、大好きな人たちと美味しいものを共有する幸せな感覚が、聞き手の心にも温かく刻まれることでしょう

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チェックポイント

Check-point

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢2-3歳児
季節
行事遠足やピクニックの前など

対象年齢

春の自然や生き物に興味を持ち始める2-3歳児頃がおすすめです。

この絵本は、一匹一匹のねずみが違う動きをしていたり、背景に春の草花や虫が細かく描かれていたりするのが最大の特徴です。

2歳児頃なら「ねずみさん、どこかな?」と一緒に探す楽しみ方ができますし、3歳児頃になると「あ、お花が咲いてる!」「これ、つくしだね」といったように、絵の中から春のしるしを自ら見つける発見の喜びを味わえるようになります。

文が短いため、じっくりと絵を読み込む集中力がついてきた時期にぴったりです。

時期・季節・行事

「春が来た!」と感じる3月〜5月頃に読むのがベストです。

冬眠から覚めた森の様子や、春の光の暖かさが繊細なタッチで描かれているので、外遊びが楽しくなる時期に合わせて読むと、絵本の世界と現実の自然がリンクし、子どもの好奇心がさらに広がります。

行事としては、遠足やピクニックに出かける前の導入として読むのが特におすすめです。 「ねずみさんたちみたいに、みんなでリュックを背負って行こうね」と声をかけることで、行事への期待感や「みんなで協力して目的地へ行く」という意識を楽しく育むことができます。

読み聞かせのポイント

Point-reading

「14ひきのぴくにっく」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。

  1. 絵を楽しむ時間をたっぷり取りましょう
  2. 季節の移り変わりを言葉で補いましょう

ポイント1  

あえて「読まない時間」を作り、子どもの視線が絵の隅々まで行き届くのを待ちましょう。

本作は「文が短く絵だけでも楽しみやすい」のが最大の特徴です。読み手がすぐにページをめくってしまうと、せっかくの緻密な描写を見逃してしまいます。

子どもが「あ、カエルがいた!」「この子転んでるよ」など、絵の中の小さな発見を言葉にするまでじっくり待つことで、物語への没入感が深まります。

ポイント2

14匹の中から「お気に入りの一匹」を見つけ、その子の行動を全ページで追いかけてみましょう。

14匹のねずみには、それぞれ個性的な動きが描き込まれています。例えば「一番小さいねずみ」をずっと追いかけると、土手を登るのに苦労していたり、お花に見とれていたりと、メインの文章にはない裏のストーリーが見えてきます。

こうした「絵を読み解く」楽しさを読み手が共有することで、絵本を読むたびに新しい発見がある喜びを伝えられます。

まとめ・Ryuの感想

「14ひきのシリーズ」の中でも、春の喜びを最も華やかに感じさせてくれる作品です。

ねずみの家族が寄り添ってピクニックを楽しむ姿は、読んでいるこちらの心まで温かくなります。

2-3歳児頃の、身近な自然や「みんなで何かをする」ことに興味を持ち始める時期にぜひ読んであげてください。 忙しい日常を少し忘れて、お子さんと一緒に森のピクニック気分を味わってみてはいかがでしょうか。

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