【7つのお話が詰まった児童文学の名作】いやいやえん【現役保育士がレビュー】

【3,4歳児おすすめ絵本】いやいやえん【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「いやいやえん」は私が”「わがまま」や自分の気持ちをそのまま楽しんで欲しい“”少し長いお話を耳で聞く楽しさを知って欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

「いやいやえん」を通じて目指す子どもの姿
  • 「わがまま」や自分の気持ちをそのまま楽しむ
  • 少し長いお話を耳で聞く楽しさを知る

目次

作品紹介 

作中川李枝子
絵大村百合子
出版社福音館書店(福音館創作童話シリーズ)
発行日1982/11
値段¥1,540(税込)
大きさ・ページ数22×16cm/188P

「いやいやえん」はこんな絵本!

「いやいやえん」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「いやいやえん」を簡単にまとめてみました。

  1. やんちゃな子だぬき・しげるが主人公の7つのお話が詰まった児童文学の名作
  2. 『ぐりとぐら』の中川李枝子さん・大村百合子さんコンビによる不朽の名作
  3. 「わがまま」や自分の気持ちを否定せず、物語として楽しませてくれる構成

まるわかりQ&A

「いやいやえん」を一言で表すと?

やんちゃな子だぬき・しげるの7つの冒険が詰まった、児童文学の不朽の名作!

子どもの反応は?

「今日はどのお話にする?」と、お気に入りの一編を選んで何度もリクエストする子が多いです。

ずばり何歳向け?

強いて言うなら3〜4歳児!(耳でお話を聞く楽しさが分かってくる年齢にぴったりです)

どんな人は買い?

絵本の次のステップとして、少し長いお話を楽しませたい人!

内容・構成

Story

やんちゃな子だぬき・しげるの7つの冒険が詰まった、児童文学の不朽の名作!

「いやいやえん」は、やんちゃで自分の気持ちに正直な子だぬき・しげるが主人公の、7つのお話が収められた児童文学です。保育園での日常から、くまの子と相撲を取る不思議な出来事まで、現実とファンタジーが自然に溶け合った物語が展開されます。

作者の中川李枝子さんと絵の大村百合子さんは、『ぐりとぐら』シリーズでも知られるコンビ。しげるの「わがまま」や自己主張を否定せず、そのままの姿を温かく描いているのが本作の大きな魅力です。

「福音館創作童話シリーズ」の一冊として1963年の初版刊行以来、半世紀以上読み継がれているロングセラーです。

こんな方におすすめ

Recommend

以下の項目に当てはまる方に「いやいやえん」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。

  1. 絵本の次のステップとして少し長いお話を楽しませたい
  2. 「わがまま」な気持ちも否定せず物語として楽しませたい
  3. 半世紀以上読み継がれる児童文学の名作に触れさせたい

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「いやいやえん」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

短く安心感のある一冊を求めるならだいじょうぶだいじょうぶ
おじいちゃんの言葉に包まれる絵本。長いお話より、短時間で読める安心感を求める方におすすめです。

「自分でやりたい」気持ちを絵本1冊で味わうならちょっとだけ
甘えたい気持ちをこらえて頑張る姉の物語。7つの物語集より、1話完結でじっくり読みたい方におすすめです。

目的・ねらい

Purpose

絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。

  1. 「わがまま」や自分の気持ちをそのまま楽しむ
  2. 少し長いお話を耳で聞く楽しさを知る

目的・ねらい1 「わがまま」や自分の気持ちをそのまま楽しむ

しげるの「わがまま」は、否定されるどころか物語の主役!

主人公のしげるは、自分の気持ちに正直で、時にわがままとも取れる行動を取りますが、物語はそれを咎めるのではなく、愛おしい個性として描いています。子どもは自分の「わがまま」な気持ちも、物語の中では安心して楽しめます。

「しげるくんも同じだね」と、共感しながら読んであげましょう。

目的・ねらい2 少し長いお話を耳で聞く楽しさを知る

絵本の次のステップ、物語を「聞く」楽しさへ!

本作は絵が少なく、文章中心の児童文学です。想像力を働かせながら耳でお話を聞く体験は、絵本から読み物へのステップとして貴重な経験になります。

1話ずつ区切りながら、少しずつ読み進めるのもおすすめです。

チェックポイント

Check-point

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢3〜4歳児
季節通年
行事寝る前の読み聞かせ習慣に

対象年齢

耳でお話を聞けるようになる3〜4歳児が読みごろです。

1話が短めに区切られているため、集中力が続きにくい3歳児でも楽しめます。小学校低学年でも、繰り返し読みたくなる長く愛される一冊です。

大人が読み返しても新しい発見のある、奥行きのある児童文学です。

時期・季節・行事

季節を問わず、年間を通して活躍する一冊です。

寝る前の読み聞かせ習慣として、1話ずつ区切りながら読み進めるのにぴったりです。お気に入りの話が見つかったら、何度も繰り返しリクエストされることもあります。

長期休みなど、じっくり時間が取れるタイミングにもおすすめです。

読み聞かせのポイント

Point-reading

「いやいやえん」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。

  1. 1話ずつ区切りながら、少しずつ読み進める
  2. しげるの気持ちに寄り添いながら、テンポよく読む

ポイント1 1話ずつ区切りながら、少しずつ読み進める

無理に一気読みせず、続きを楽しみに!

全7話収録の本作は、1話完結の短編集のような構成です。一度に全部読もうとせず、「今日はここまで」と区切ることで、次の読み聞かせを楽しみに待つ気持ちも育ちます。

寝る前の習慣として、1話ずつ続けていくのもおすすめです。

ポイント2 しげるの気持ちに寄り添いながら、テンポよく読む

説教くさくならず、物語として楽しむ気持ちで!

しげるのやんちゃで正直な言動を、あくまで物語のキャラクターとして楽しむ気持ちで読み進めましょう。教訓を押し付けず、テンポよく読むことで、子どもも自然と物語の世界に入り込めます。

子どもが好きな話を見つけたら、そこから繰り返し読むのも良い楽しみ方です。

まとめ・Ryuの感想

半世紀以上愛され続ける理由が分かる、児童文学の金字塔です。

「いやいやえん」は、子どもの「わがまま」や自己主張を、丸ごと肯定してくれる珍しい一冊です。しげるの言動に子どもたちは大笑いしたり、時には真剣な表情で聞き入ったりと、毎回違う反応を見せてくれます。

中川李枝子さんと大村百合子さんの温かい世界観は、大人が読んでも懐かしさとともに新しい発見のある、深みのある作品です。

わがままの肯定・お話を聞く楽しさ・親子で長く楽しめる魅力が詰まった、児童文学の名作。絵本の次のステップとして、ぜひ親子で読み進めてほしい一冊です。

Ryu

記事を書く励みになります。ポチっとお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村


この記事が気に入ったら
フォローしてね!

絵本の良さを広めよう
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

RyuのSNS

目次