【0,1歳児おすすめ絵本】さわさわもみじ【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「さわさわもみじ」は私が”秋の風や紅葉の音に耳を澄ませて欲しい“”言葉のリズムから季節の移ろいを感じて欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 秋の風や紅葉の音に耳を澄ませる
- 言葉のリズムから季節の移ろいを感じる
作品紹介
| 作 | ひがしなおこ |
| 絵 | きうちたつろう |
| 出版社 | くもん出版(はじめてであうえほんシリーズ) |
| 発行日 | 2013/9/9 |
| 値段 | ¥880(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 18.7×18.7cm/24P |
「さわさわもみじ」はこんな絵本!
「さわさわもみじ」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「さわさわもみじ」を簡単にまとめてみました。
- 紅葉が風に舞う音、どんぐりが落ちる音——秋の音を詩的な言葉で表現した絵本
- 歌人・ひがしなおこさんと画家・きうちたつろうさんによる「はじめてであうえほん」シリーズ
- 写真のようにリアルな絵と、秋の空気感が伝わる言葉のリズム
まるわかりQ&A
内容・構成


紅葉が空に舞う音、どんぐりが落ちる音——秋の音に耳を澄ませる絵本!
「さわさわもみじ」は、秋の公園に流れる音を、詩的な言葉と写真のようにリアルな絵で表現した絵本です。「さわん さわん さわさわさわさわさわ」——これは、風が吹いて金色やまっ赤に紅葉したもみじが、空に飛び出している音。
「ぽとん ことん ぽとん ことん」——これは、大きな木からどんぐりがおっこちている音。そして「ひゅるるるるるる」と冷たい風が吹いてくると、紅葉の絨毯はまた空へ舞い上がり、遠くへ遠くへと飛んでいきます。物語ではなく、音とリズムだけで秋の情景を丸ごと伝えてくれる、詩情豊かな一冊です。
文は歌人としても知られるひがしなおこさん、絵はきうちたつろうさん。「きせつのおでかけえほん」シリーズとしても知られるお二人が、言葉と絵で季節の風景を印象的に描き出しています。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「さわさわもみじ」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 紅葉やどんぐりなど秋の自然物への興味を育てたい
- お散歩前の導入として季節を感じさせたい
- 詩的で美しい言葉のリズムを味わわせたい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「さわさわもみじ」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


わらべうたで親しみたいならどんぐりころちゃん
わらべうたのリズムでどんぐりに親しむ一冊。詩的な音の表現より、歌いながらのふれあい遊びを楽しみたい方におすすめです。


物語として秋の森を楽しむなら14ひきのあきまつり
きのこや動物たちが賑わう不思議な秋祭りを描いた一冊。静かな詩情より、物語としての賑やかさを楽しみたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 秋の風や紅葉の音に耳を澄ませる
- 言葉のリズムから季節の移ろいを感じる
目的・ねらい1 秋の風や紅葉の音に耳を澄ませる
普段聞き流している音に、改めて気付くきっかけに!
「さわさわ」「ぽとん ことん」という秋ならではの音を言葉として意識することで、子どもたちは日常の中で聞き流している音に、改めて耳を澄ませるようになります。
お散歩に出かけたときに「あ、さわさわって聞こえるね」と会話することで、絵本の世界と実際の体験がつながっていきます。
目的・ねらい2 言葉のリズムから季節の移ろいを感じる
詩的な言葉が、季節の空気感を丸ごと伝えてくれる!
この絵本は、物語や説明ではなく、音とリズムだけで季節の情景を伝える珍しい構成です。言葉の美しさそのものを味わう体験は、感性を育む上でも貴重な機会になります。
「ひゅるるるるるる」という冷たい風の描写からは、秋から冬へと向かう季節の移ろいも感じ取れます。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 0〜1歳児 |
| 季節 | 秋(10〜11月) |
| 行事 | 紅葉狩り・お散歩に |
対象年齢
出版社の対象は0歳から。シンプルな音の言葉が心地よく響く一冊です。
短くリズミカルな言葉は、0歳児でも耳に心地よく響きます。2〜3歳になると、絵の写実的な美しさや、実際の紅葉との結びつきもより深く味わえるようになります。
4〜5歳児でも、季節の言葉の美しさに触れる詩的な体験として楽しめます。
時期・季節・行事
紅葉の季節、10〜11月に読みたい一冊です。
紅葉狩りやお散歩の前に読むことで、実際に外に出たときに音や景色への意識が高まります。園庭や公園での落ち葉遊びの導入としてもおすすめです。
読んだあと、実際に外に出て紅葉やどんぐりの音を探してみましょう。
読み聞かせのポイント


「さわさわもみじ」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 音の言葉は、実際の音に近いイメージで抑揚をつけて読む
- ゆっくり間を取り、絵をじっくり見せる
ポイント1 音の言葉は、抑揚をつけて読む
「さわさわ」の響きを、声で表現する!
「さわん さわん」「ぽとん ことん」といった音を表す言葉は、実際の音のイメージに近い抑揚をつけて読むと、より情景が伝わりやすくなります。
強い風の場面「ひゅるるるるるる」は、少し勢いをつけて読むのもおすすめです。
ポイント2 ゆっくり間を取り、絵をじっくり見せる
写実的な絵の美しさを、たっぷり味わう!
この絵本の魅力は写真のようにリアルな絵にもあります。文章が短いからこそ、急がずに絵をじっくり見せる時間を大切にしましょう。
「きれいな色だね」と一緒に紅葉の色合いを話すのもおすすめです。


まとめ・Ryuの感想


秋の音そのものを主役にした、他にはない詩情豊かな一冊です。
「さわさわもみじ」は、物語がないのに何度も読みたくなる、不思議な魅力を持った絵本です。読み聞かせをすると、子どもたちが静かに耳を澄ませる、そんな穏やかな時間が生まれます。
歌人ひがしなおこさんの詩的な言葉と、きうちたつろうさんの写実的な絵が織りなす世界は、まさに秋という季節そのものを閉じ込めたような一冊です。お月見や芋掘りとはまた違う、「自然そのもの」を味わうという視点を子どもたちに届けてくれます。
秋の音への気付き・言葉の美しさ・季節の移ろいと、感性を育むものが詰まった一冊。紅葉狩りやお散歩の前に、ぜひ読んでほしい一冊です。



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