【食べる音の違いが楽しいロングセラー】りんごがドスーン【現役保育士がレビュー】

【0,1歳児おすすめ絵本】りんごがドスーン【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「りんごがドスーン」は私が”次は誰が来るかなというワクワクを楽しんで欲しい“”食べる音の違いに耳を澄ませて欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

「りんごがドスーン」を通じて目指す子どもの姿
  • 次は誰が来るかなというワクワクを楽しむ
  • 食べる音の違いに耳を澄ませる

目次

作品紹介 

作多田ヒロシ
絵多田ヒロシ
出版社文研出版
発行日1975年
値段¥1,540(税込)
大きさ・ページ数26.5×21.5cm/28P

「りんごがドスーン」はこんな絵本!

「りんごがドスーン」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「りんごがドスーン」を簡単にまとめてみました。

  1. 野原に落ちてきた大きなりんごを、動物たちが次々に食べに来るお話
  2. 1975年刊行、絵本ナビで60件を超えるレビューを持つ日本図書館協会選定図書
  3. 「むしゃむしゃ」「しゃりしゃり」と、動物ごとに違う食べる音が楽しい

まるわかりQ&A

「りんごがドスーン」を一言で表すと?

次々やってくる動物たちの食べる音が楽しい、半世紀読み継がれるロングセラー!

子どもの反応は?

「次はどの動物が来るかな?」と前のめりになり、それぞれの食べる音を一緒に真似する子が多いです。

ずばり何歳向け?

強いて言うなら0〜1歳児!(シンプルな繰り返し構成で低年齢から楽しめます)

どんな人は買い?

半世紀読み継がれる定番絵本を探している人、動物と食べ物が好きな子に読ませたい人!

あらすじ・ストーリー・内容

Story

野原に落ちた大きなりんごに、動物たちが次々やってくる!

「りんごがドスーン」は、野原に大きなりんごが「ドスーン」と落ちてくるところから始まります。もぐらがやってきて「むしゃむしゃ」、りすがやってきて「しゃりしゃり」——動物たちが次々に登場し、それぞれ違う音を立ててりんごを食べていきます。

「次はどの動物が来るかな」というワクワク感が詰まったシンプルな繰り返しの展開で、最後は大きなりんごが傘になって、みんなを雨から守ってくれるという心温まる結末を迎えます。

作者は多田ヒロシさん。1975年の刊行以来、絵本ナビで60件を超えるレビューが寄せられ、日本図書館協会選定図書にも選ばれている、半世紀近く読み継がれるロングセラーです。

こんな方におすすめ

Recommend

以下の項目に当てはまる方に「りんごがドスーン」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。

  1. 半世紀近く読み継がれる定番絵本を探している
  2. 次を予測しながら楽しめる繰り返しの構成が好き
  3. 動物と秋の味覚が両方楽しめる絵本を探している

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「りんごがドスーン」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

写実的な果物の美しさを味わうならくだもの
本物そっくりの果物の絵が魅力の一冊。動物たちの物語より、果物そのものの美味しさを味わいたい方におすすめです。

食べる音にもっと注目したいならおいしいおと
食べたときの音を言葉で表現したユニークな一冊。動物ごとの音の違いより、一つの食べ物の音を深く味わいたい方におすすめです。

目的・ねらい

Purpose

絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。

  1. 次は誰が来るかなというワクワクを楽しむ
  2. 食べる音の違いに耳を澄ませる

目的・ねらい1 次は誰が来るかなというワクワクを楽しむ

シンプルな繰り返しだからこそ、予測する楽しさが生まれる!

この絵本は次々と違う動物が登場する繰り返しの構成になっています。「次は誰が来るかな」と考えながら聞くことで、子どもたちは物語に能動的に参加できます。

予測して当たる喜び、外れる楽しさ——どちらも子どもたちの想像力や集中力を育ててくれる、シンプルながら奥深い構成です。

目的・ねらい2 食べる音の違いに耳を澄ませる

「むしゃむしゃ」「しゃりしゃり」——動物ごとの違いが面白い!

動物によって食べる音が違うという発見は、子どもたちの観察力や聞く力を育んでくれます。同じりんごを食べているのに、音が違うという気付きは、日常の食事にも興味を広げるきっかけになります。

実際に食事の時間に「どんな音がするかな」と耳を澄ませてみる体験につなげると、食への関心もより深まります。

チェックポイント

Check-point

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢0〜1歳児
季節秋(9〜11月)
行事りんご狩り・果物の季節に

対象年齢

シンプルな繰り返し構成なので、0〜1歳ごろから楽しめます。

動物が次々に登場する分かりやすい展開は、1歳前後から楽しめます。2〜3歳になると、次を予測する楽しさもより深く味わえるようになります。

4〜5歳児でも、動物ごとの食べる音の違いを面白がって聞いてくれる、幅広い年齢で楽しめる一冊です。

時期・季節・行事

りんごの美味しい季節、秋(9〜11月)に読みたい一冊です。

りんご狩りや秋の果物が話題になる時期に読むと、季節感がより一層伝わります。実際にりんごを食べながら、絵本の動物たちと一緒に音を楽しむのもおすすめです。

雨の日の室内活動の導入としても長く活用できる一冊です。

読み聞かせのポイント

Point-reading

「りんごがドスーン」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。

  1. 動物ごとに、食べる音を工夫して読み分ける
  2. 「ドスーン」の場面は、勢いよく大きな声で読む

ポイント1 動物ごとに、食べる音を工夫して読み分ける

音の違いを、声でも表現する!

「むしゃむしゃ」「しゃりしゃり」といった動物ごとの食べる音を、それぞれ違う声のトーンや速さで読み分けると、違いがより伝わりやすくなります。

子どもたちと一緒に音を真似しながら読むと、参加感も高まりますよ。

ポイント2 「ドスーン」の場面は、勢いよく大きな声で

りんごの重さと迫力を、声で表現する!

りんごが落ちてくる「ドスーン」の場面は、勢いよく、少し大きな声で読むと、りんごの大きさや重さが伝わりやすくなります。

子どもたちが驚く様子を見ながら、楽しく読み進めましょう。

まとめ・Ryuの感想

シンプルながら、半世紀愛される理由がよく分かる名作です。

「りんごがドスーン」は、読み聞かせをすると「次はどの動物?」と子どもたちが前のめりになる、飽きのこない絵本です。次々と登場する動物たちの食べる音の違いも、何度読んでも新しい発見があります。

1975年の刊行から半世紀近く読み継がれ、絵本ナビで60件を超えるレビューが寄せられているのも納得の完成度。最後に大きなりんごが傘になるという、温かい結末も心に残ります。

予測する楽しさ・音の違いへの気付き・温かい結末と、シンプルながら多くの魅力が詰まった一冊。りんごの季節の読み聞かせに、ぜひ加えてほしいロングセラーです。

Ryu

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