【3,4歳児おすすめ絵本】グリーンマントのピーマンマン【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「グリーンマントのピーマンマン」は私が”苦手な食べ物にも力があると知って欲しい“”ヒーローに憧れる気持ちで前向きになって欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 苦手な食べ物にも力があると知り、印象が変わる
- ヒーローに憧れる気持ちで、前向きな気持ちになる
作品紹介
| 作 | さくらともこ |
| 絵 | 中村景児 |
| 出版社 | 岩崎書店 |
| 発行日 | 1978年(現行版1983年) |
| 値段 | ¥1,650(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 26×22cm /32P |
「グリーンマントのピーマンマン」はこんな絵本!
「グリーンマントのピーマンマン」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「グリーンマントのピーマンマン」を簡単にまとめてみました。
- 子どもに嫌われがちなピーマンが、実はグリーンマントのヒーローだったという痛快な物語
- ピーマンの苦味や香りが、バイキン退治の必殺技になる展開
- 1978年刊行、45年以上読み継がれる食育絵本シリーズの第一作
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


嫌われもののピーマンが、まさかのヒーローに大変身!
子どもたちに人気のない野菜、ピーマン。くさくて、にがい味のせいで、いつも残されてしまいます。とっても泣き虫なピーマンですが、実はそのくさくてにがい味にこそ、特別な「ピーマンパワー」が秘められていたのです。
ある日、はらいたバイキンやのどいたバイキンが、子どもたちを襲おうとやってきます。そこに現れたのが——グリーンマントを身にまとった、ピーマンマン!ピーマンならではの苦味と香りを武器に、バイキンたちを次々と退治していきます。子どもたちの体を守る、頼もしいヒーローの誕生です。
作はさくらともこさん、絵は中村景児さん。1978年の刊行以来、45年以上読み継がれる「ピーマンマンシリーズ」の第一作にあたる作品で、オペレッタや劇あそびにも発展できる人気作です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「グリーンマントのピーマンマン」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 苦手な野菜にも「力がある」と伝えたい
- ヒーロー物語が好きな子に食育を届けたい
- 無理強いせず、長い目で偏食と付き合いたい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「グリーンマントのピーマンマン」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


野菜そのものに親しみたいならやさいのおなか
断面のクイズで野菜に親しむ一冊。ヒーローの冒険ではなく、野菜そのものへの興味を育てたい方におすすめです。


体の仕組みから食への関心を育てるならおなかのこびと
お腹の中の小人が食べ方の大切さを教えてくれる一冊。ヒーローものよりファンタジー要素で伝えたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 苦手な食べ物にも「力がある」と知り、印象を変える
- ヒーローへの憧れから、前向きな気持ちを育む
目的・ねらい1 苦手な食べ物にも「力がある」と知る
「くさくて、にがい」が、実は特別な力の証だった!
ピーマンの苦手な特徴である「くさい」「にがい」という点が、この絵本では逆にヒーローの力の源として描かれます。マイナスに感じていた特徴が、実はプラスの意味を持っているという発想の転換が面白いところです。
「苦いのには理由があるんだ」という気付きは、すぐに好き嫌いを克服させるものではありませんが、食べ物への見方を少し前向きに変えるきっかけになります。
目的・ねらい2 ヒーローへの憧れから、前向きな気持ちを育む
「ピーマンマンみたいに強くなりたい」という憧れの力!
ヒーローに憧れる気持ちは、多くの子どもたちが持つ自然な感情です。「ピーマンマンみたいにかっこよくなりたい」という気持ちが、ピーマンそのものへの興味につながることがあります。
この絵本の巻末には小児の発育を専門とする医師との質疑応答が収録されており、「無理強いせず様子を見てよい」という趣旨が書かれています。子どもより、むしろ大人の肩の力を抜いてくれる、優しい配慮のある一冊です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 3〜4歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | 食育活動・劇あそびに |
対象年齢
ヒーロー物語を楽しめる3〜4歳児が読みごろです。
ヒーローと悪役という単純明快な構図を楽しめるのは3歳ごろから。5歳児になると、ピーマンの苦味の意味なども含めてより深く理解できるようになります。
オペレッタや劇あそびに発展できる作品としても知られ、園生活の中で長く活用できます。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中楽しめます。食育活動の一環として特におすすめです。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、園の食育活動と組み合わせて読むと、ピーマンへの興味を育てるきっかけになります。ピーマンが食卓に出る前後に読むのもおすすめです。
発表会に向けた劇あそびやオペレッタの題材としても人気があります。
読み聞かせのポイント


「グリーンマントのピーマンマン」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- ピーマンマンが活躍する場面は、勇ましく力強く読む
- ピーマンを食べさせる目的の読み聞かせにしない
ポイント1 ピーマンマンの活躍は、勇ましく力強く読む
ヒーローらしい迫力を、声で表現する!
バイキンを退治する場面は、ヒーローらしい勇ましさを声に込めて読みましょう。子どもたちも、この場面で目を輝かせてくれます。
登場人物ごとに声を変えると、物語全体にメリハリが生まれます。
ポイント2 ピーマンを食べさせる目的の読み聞かせにしない
「読んだら食べなさい」ではなく、物語として楽しむ!
「この絵本を読んだからピーマンを食べようね」と直接的に結びつけすぎないことが大切です。絵本自体の巻末にも、無理強いせず見守ることの大切さが書かれています。
まずは純粋に物語として楽しみ、ピーマンへの印象が少しでも変わればそれで十分です。


まとめ・Ryuの感想


45年以上愛される、食育絵本の王道にして定番の一冊です。
「グリーンマントのピーマンマン」は、読み聞かせをすると子どもたちが「かっこいい!」と目を輝かせる、ヒーロー物語としても純粋に楽しめる一冊です。ピーマンが苦手な子も、まずは物語として夢中になってくれます。
苦手な食べ物を悪者にせず、逆にヒーローにするという発想の転換は、この絵本ならではの優しさです。巻末の医師の解説からも分かるように、無理に食べさせるための絵本ではなく、印象を少しずつ変えていくための絵本だという姿勢が伝わってきます。
苦手な食べ物への印象の変化・ヒーローへの憧れ・前向きな気持ちと、長い目で偏食と付き合うための一冊。ピーマンが苦手なお子さんがいるご家庭に、ぜひ試してほしい不朽の定番です。



記事を書く励みになります。ポチっとお願いします!









