【1,2歳児おすすめ絵本】おにぎり【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「おにぎり」は私が”食べ物が作られる過程を知って欲しい“”自分でも作ってみたい気持ちを育てたい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 食べ物が作られる過程を知る
- 「自分でも作ってみたい」という意欲が芽生える
作品紹介
| 文 | 平山英三 |
| 絵 | 平山和子 |
| 出版社 | 福音館書店(幼児絵本シリーズ) |
| 発行日 | 1992/9/15 |
| 値段 | ¥990(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 21.5×20.5cm/24P |
「おにぎり」はこんな絵本!
「おにぎり」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「おにぎり」を簡単にまとめてみました。
- あつあつのごはんを握り、海苔を巻くまで。おにぎりができる過程を描いた絵本
- 『やさい』『くだもの』でも知られる平山和子さんの、湯気まで感じられる写実的な絵
- 第7回料理レシピ本大賞(料理部門こどもの本賞)ノミネート作品
まるわかりQ&A
内容・構成


湯気まで感じられそうな、おにぎりができるまでの絵本!
「おにぎり」は物語ではなく、おにぎりが出来上がるまでの手の動きを、丁寧に描いた絵本です。ごはんをたいて、手の平に水をつけて、塩をつけて、あつあつごはんをぎゅっ、ぎゅっ。
まんなかに梅干をうめて、もう一度ぎゅっ、ぎゅっ。手の中でくるっ、くるっと回して、海苔を巻けば、おにぎりのできあがり。たくさんできた。はい、どうぞ——ご飯の湯気、すっぱそうな梅干し、海苔の質感まで伝わってくる、見るほどに食べたくなる一冊です。
文は平山英三さん、絵は平山和子さんのご夫婦による共作。『くだもの』でも知られる平山和子さんの写実的な絵が、おにぎりの美味しさを余すところなく伝えてくれます。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「おにぎり」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 読んだあと実際に一緒に作ってみたい
- 食べ物が作られる過程を伝えたい
- 写実的で美味しそうな絵の絵本を探している
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「おにぎり」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


重ねる工程を楽しみたいならサンドイッチ サンドイッチ
具材を重ねてサンドイッチを作る過程が楽しい一冊。握るより「重ねる」動作で料理に親しみたい方におすすめです。


お弁当が完成するまでを味わうならおべんとう
おかずが次々に詰められていく様子を描いた一冊。遠足やお弁当の日への期待を高めたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 食べ物が作られる過程を知り、当事者意識を持つ
- 「自分でも作ってみたい」という意欲を育む
目的・ねらい1 食べ物が作られる過程を知り、当事者意識を持つ
「できあがるまで」を知ると、食べ物への見方が変わる!
いつも当たり前のように出てくるおにぎりも、ごはんをたいて、手を濡らして、塩をつけて、握って、海苔を巻くという工程を経て作られています。この絵本は、その過程を一つひとつ丁寧に見せてくれます。
作られる過程を知ることで、食べ物への当事者意識が生まれます。「誰かが手をかけて作ってくれたもの」だと感じられることは、食への感謝にもつながります。
目的・ねらい2 「自分でも作ってみたい」という意欲を育む
おにぎりは、子どもでも本当に作れる料理!
この絵本の一番の強みは、読んだあと実際に真似できることです。おにぎりは火を使わず、手で握るだけ。小さな子どもでも安全に挑戦できる、数少ない料理の一つです。
自分が関わった料理は、不思議と食べられることがあります。苦手な食材も、自分で握ったおにぎりに少し混ぜると口に入ることがあるので、偏食の子への働きかけとしても活用できます。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 1~2歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | クッキング保育・遠足に |
対象年齢
出版社の対象は2歳から。実際に握る体験ができる2〜3歳児が読みごろです。
手を動かして真似できるようになる2歳ごろから、この絵本の魅力を存分に楽しめます。5歳児になると、実際に自分でおにぎりを作る活動につなげやすくなります。
0〜1歳児でも、美味しそうな絵を見るだけで十分に楽しめる一冊です。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中楽しめます。クッキング保育や遠足の前に特におすすめです。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、おにぎり作りのクッキング保育の導入として読むと、活動への期待が高まります。
遠足でおにぎりを持っていく日の前に読むのもおすすめです。
読み聞かせのポイント


「おにぎり」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 「ぎゅっ、ぎゅっ」は、実際に手を動かしながら読む
- 読んだあと、実際に作る体験につなげる
ポイント1 「ぎゅっ、ぎゅっ」は、実際に手を動かしながら
手の動きを真似することで、体験がぐっと豊かに!
「ぎゅっ、ぎゅっ」「くるっ、くるっ」という場面では、実際に握る手の動きを真似しながら読みましょう。子どもたちも自然と一緒に手を動かし始めます。
手の感覚と絵本の内容が結びつくことで、実際に握るときのイメージが具体的になります。
ポイント2 読んだあと、実際に作る体験につなげる
絵本で終わらせず、実践までつなげるのが一番の活用法!
おにぎりは子どもでも本当に作れる料理です。読んだあとに実際に一緒に握ってみることで、絵本の体験が現実の達成感につながります。
ラップを使えば手が汚れずに握れるので、小さな子でも気軽に挑戦できますよ。


まとめ・Ryuの感想


読んだあと必ず食べたくなる、実践につながる食育絵本の傑作です。
「おにぎり」は、読み聞かせをすると子どもたちが必ず「食べたい!」と言い出す一冊です。湯気の立つごはん、すっぱそうな梅干し——平山和子さんの絵は、まるで写真のようなリアルさで食欲をかき立てます。
読んだあと、実際に作れるという点が、この絵本の何よりの強み。「自分で握ったおにぎりなら、苦手な具材も食べられた」という声を保護者の方から聞くこともあります。絵本の世界で終わらせず、実践までつなげやすいのが素晴らしいところです。
作る過程への理解・自分でやりたい意欲・食欲を刺激する絵と、食育に必要なものが詰まった一冊。クッキング保育の導入にも、ご家庭での食育にも、自信を持っておすすめできる定番です。



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