【3,4歳児おすすめ絵本】たべもののたび【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「たべもののたび」は私が”食べたものが体の中でどうなるか知って欲しい“”食べることの大切さを実感して欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 食べたものが体の中でどうなるかを知る
- 食べることの大切さを、体の仕組みから実感する
作品紹介
| 作 | かこさとし |
| 絵 | かこさとし |
| 出版社 | 童心社(かこさとし からだの本) |
| 発行日 | 1976/12 |
| 値段 | ¥1,320(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 26×21cm ※要確認/32P |
「たべもののたび」はこんな絵本!
「たべもののたび」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「たべもののたび」を簡単にまとめてみました。
- 食べたものが口から入り、体の中を旅して排泄されるまでを描いた科学絵本
- 「ももいろのトンネル」「いぶくろこうえん」など、体の中がユニークな地名で表現される
- かこさとしさんの「からだの本」シリーズを代表するロングセラー
まるわかりQ&A
内容・構成


黄色い栄養のカバンを持って、体の中を旅する食べ物たち!
「たべもののたび」は物語ではなく、食べ物が口から入り、消化され、栄養となって排泄されるまでの過程を「旅」として描いた科学絵本です。黄色い栄養のカバンを持って旅に出た食べ物たちは、「ももいろのトンネル」を通って、「いぶくろこうえん」を通り、「しょうちょうのジェットコースター」に乗ってすすんでいきます。
食道、胃、小腸、大腸——難しい体の仕組みを、まるで冒険物語のような楽しい旅として描くことで、子どもたちは自然と消化の流れを理解していきます。かこさとしさんならではの、やさしい語り口とユーモアあふれる絵が魅力です。
作者はかこさとしさん。『からすのパンやさん』などでも知られる児童文学の巨匠が、「からだの本」シリーズの一冊として、正しい知識と食べることの大切さを分かりやすく伝えています。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「たべもののたび」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 「食べたものはどこへ行くの?」という子どもの疑問に答えたい
- 体の仕組みを楽しく分かりやすく伝えたい
- 「食べることは大切」というメッセージを科学的に届けたい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「たべもののたび」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


やわらかいファンタジーで伝えるならおなかのこびと
お腹の中の小人という可愛いキャラクターで体の仕組みを伝える一冊。「たべもののたび」より低年齢からの導入におすすめです。


色で視覚的に伝えるならなにをたべてきたの?
食べたものの色がそのままお腹に浮かび上がる空想絵本。難しい説明なしに「食べたものが体に入る」感覚を伝えたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 食べたものが体の中でどうなるかを、楽しく知る
- 食べることの大切さを、体の仕組みから実感する
目的・ねらい1 食べたものが体の中でどうなるかを、楽しく知る
難しい仕組みを、冒険物語として楽しく学べる!
「食べたものはどこへ行くの?」という子どもの素朴な疑問に、この絵本は「旅」というユニークな切り口で答えます。「ももいろのトンネル」「いぶくろこうえん」といった楽しい名前が、難しい体の仕組みを分かりやすくしてくれます。
読んだあと、「今、いぶくろこうえんに着いたかな?」と食事中に会話するご家庭も多く、体への興味を日常的に育てるきっかけになります。
目的・ねらい2 食べることの大切さを、体の仕組みから実感する
栄養がどう体を作るかを知ることで、食への意識が変わる!
食べ物が消化されて栄養になり、体を作っていくという一連の流れを知ることで、子どもたちは「食べることは自分の体を作る大切なこと」だと実感できます。
好き嫌いをすぐに克服できるわけではありませんが、「体のために食べる」という視点を持つきっかけとして、この絵本は大きな役割を果たしてくれます。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 3〜4歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | 食育活動に |
対象年齢
体の仕組みに興味を持ち始める3〜4歳児が読みごろです。
「なんで」「どうして」の質問が増える3歳ごろから、この絵本の内容がしっかり伝わります。5歳児になると、消化のプロセスをより正確に理解できるようになります。
「今、いぶくろこうえんに着いたかな?」などと、実際の食事中に話題にする家庭も多く、繰り返し楽しめる一冊です。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中楽しめます。食育活動の一環として特におすすめです。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、園の食育活動やクッキング保育の導入として読むと、体と食べ物のつながりへの理解が深まります。
「うんちが出るのはどうして?」と聞かれたときに読むのもおすすめです。
読み聞かせのポイント


「たべもののたび」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 「旅」を楽しむようなワクワクした声で読む
- 体の場所を、実際に自分のお腹を指しながら伝える
ポイント1 「旅」を楽しむようなワクワクした声で読む
科学絵本も、冒険物語のように読むと楽しくなる!
「ももいろのトンネル」「いぶくろこうえん」といった場所の名前は、冒険を楽しむようなワクワクした声で読むと、子どもたちもより一層引き込まれます。
単なる説明として読むのではなく、物語として楽しむ気持ちで読み進めましょう。
ポイント2 体の場所を、実際に指しながら伝える
絵本と自分の体を結びつける体験に!
「今、ここを通っているよ」と、実際に自分の喉やお腹を指しながら読むと、絵本の内容が自分の体と結びつきやすくなります。
子どもも一緒に自分のお腹をさすりながら聞くことで、より体感的な理解につながります。


まとめ・Ryuの感想


難しい体の仕組みを、冒険物語のように楽しく伝えてくれる名作科学絵本です。
「たべもののたび」は、読み聞かせをすると子どもたちが「次はどこに行くの?」と前のめりになる、科学絵本の傑作です。「食べたものはどこへ行くの?」という素朴な疑問に、これほど楽しく答えてくれる絵本はなかなかありません。
かこさとしさんの優しい語り口は、難しい医学的な内容を、子どもにも分かりやすく、そして楽しく伝えてくれます。読んだあと、食事のたびに「今どこかな?」と会話が広がる家庭も多く、日常に長く根付く一冊です。
体の仕組みへの理解・食べることの大切さ・科学への興味と、正しい知識が楽しく詰まった一冊。「なんで」が増えてきた子どもたちに、ぜひ読んでほしいロングセラーです。



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