【1,2歳児おすすめ絵本】おいもをどうぞ!【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「おいもをどうぞ!」は私が”分け合う気持ちよさを感じて欲しい“”繰り返しの展開を楽しんで欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 分け合う気持ちよさを自然と感じる
- 繰り返しの展開を楽しみ、次を予測しようとする
作品紹介
| 原作 | 柴野民三 |
| 文・絵 | いもとようこ |
| 出版社 | ひかりのくに |
| 発行日 | 2005/9 |
| 値段 | ¥1,320(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 22.1×28.2cm/32P |
「おいもをどうぞ!」はこんな絵本!
「おいもをどうぞ!」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「おいもをどうぞ!」を簡単にまとめてみました。
- 畑でおいもがどっさりとれたくまさんが、お隣に分けてあげる優しさの連鎖を描く絵本
- いもとようこさんならではの、あたたかく愛らしい動物たちの絵
- 繰り返しの構成で、小さな子でも展開が分かりやすい
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


「ひとりで食べてはもったいない」——おいもを分け合う優しさの連鎖!
くまさんの畑で、おいもがどっさりとれました。くまさんはおいもの山を見て考えます。「ひとりで食べてはもったいない。お隣さんにもわけてあげよう」——そう思い立ち、半分をぶたさんにおすそわけ。
もらったぶたさんも、また同じように考えます。「ひとりで食べてはもったいない」と、半分をたぬきさんへ。そしてたぬきさんも……と、優しさのバトンが次々とつながっていきます。繰り返しのリズムで進む構成なので、小さな子どもでも「次は誰にあげるのかな」と展開を楽しみにできます。
原作は柴野民三さん、文・絵はいもとようこさん。あたたかく愛らしい動物たちの表情が、分け合う心地よさをやさしく伝えてくれる一冊です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「おいもをどうぞ!」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 分け合う優しさを自然に伝えたい
- 繰り返しの分かりやすい展開の絵本を探している
- いもとようこさんのあたたかい絵柄が好き
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「おいもをどうぞ!」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


分け合う優しさをより深く味わうならどうぞのいす
「どうぞ」の気持ちが動物たちをつないでいく名作。「おいもをどうぞ!」と同じテーマをより長く楽しみたい方におすすめです。


おいもがキャラクターとして動く楽しさならおいもさんがね
おいもたちの小さな冒険が楽しい一冊。分け合う優しさより、おいもそのものの楽しさを味わいたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 分け合う気持ちよさを、繰り返しの展開から自然に感じる
- 次の展開を予測しながら、物語に参加する楽しさを味わう
目的・ねらい1 分け合う気持ちよさを、繰り返しの展開から感じる
「ひとりで食べてはもったいない」——優しさの理由がまっすぐ伝わる!
くまさんの「もったいない、分けてあげよう」という気持ちは、何度も繰り返されることで、子どもの心に自然と刻まれていきます。押し付けがましい説教ではなく、あたたかい物語のリズムとして伝わるのがこの絵本の魅力です。
おいもをもらった動物たちの嬉しそうな表情を見ることで、「分けてあげると、みんな嬉しくなる」という気持ちの循環を、子どもたちも実感として理解していきます。
目的・ねらい2 次の展開を予測し、物語に参加する楽しさを味わう
「次は誰にあげるのかな?」を、一緒に考える楽しさ!
この絵本の繰り返しの構成は、「次はどうなるかな」と子どもが自分から予測する楽しさを引き出してくれます。パターンが分かってくると、次の展開を先読みして得意げになる子も多いです。
受け身で聞くだけでなく、能動的に物語に参加する体験は、想像力や思考力の土台にもなります。「次は〇〇さんかな?」と一緒に予想しながら読むのもおすすめです。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 1〜2歳児 |
| 季節 | 秋(9〜11月) |
| 行事 | 芋掘り |
対象年齢
繰り返しの構成が理解できる1〜2歳児が読みごろです。
同じパターンが繰り返される構成なので、1歳ごろから展開を追いやすい絵本です。2歳ごろになると、「分けてあげる」という行動の意味も少しずつ理解できるようになります。
3歳以降でも、友達とのやり取りが増える時期に、分け合う気持ちを振り返るきっかけとして活用できます。
時期・季節・行事
おいもの美味しい季節、秋に読みたい一冊です。
芋掘りや収穫の季節である秋に読むと、実際の体験と絵本の内容がリンクしやすくなります。園で掘ったおいもを分け合う場面の前に読むのもおすすめです。
お友達とおやつを分け合う場面の前に読んで、気持ちを後押しするのも効果的です。
読み聞かせのポイント


「おいもをどうぞ!」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 「おいもをどうぞ」は、優しい声で毎回丁寧に読む
- 「次は誰かな?」と、子どもと一緒に予想しながら読む
ポイント1 「おいもをどうぞ」は、優しい声で丁寧に読む
繰り返される言葉こそ、丁寧に届ける!
「おいもをどうぞ」という言葉は、この絵本のテーマそのものです。毎回同じトーンで、優しく丁寧に読むことで、分け合う気持ちよさがじんわりと伝わります。
省略せず、一回一回を大切に読むことで、繰り返しの心地よさもより深まります。
ポイント2 「次は誰かな?」と一緒に予想しながら読む
問いかけが、子どもの参加感を高める!
ページをめくる前に「次はどの動物さんかな?」と問いかけてみましょう。子どもたちは絵をよく見て、次に登場する動物を予想しようとします。
予想が当たったときの「やった!」という嬉しさも、この絵本ならではの楽しみ方です。


まとめ・Ryuの感想


分け合う優しさが、繰り返しの心地よさと共に自然に伝わる一冊です。
「おいもをどうぞ!」は、シンプルながら読むたびに心があたたかくなる絵本です。動物たちの優しいやり取りに、子どもたちも自然と穏やかな表情になっていきます。
分け合うことの気持ちよさを、説教くさくなく、繰り返しの物語として届けてくれるのがこの絵本の魅力です。いもとようこさんの優しい絵柄も、あたたかい雰囲気を後押ししています。
分け合う優しさ・予測する楽しさ・あたたかい絵柄と、低年齢児に届けたいものが詰まった一冊。芋掘りシーズンの読み聞かせに、ぜひ加えてほしい一冊です。



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