【1,2歳児おすすめ絵本】うんちがぽとん【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「うんちがぽとん」は私が”失敗しても焦らなくていいと感じて欲しい“”おまるへの興味を持って欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 失敗しても焦らなくていいと安心して受け止める
- おまるやトイレへの興味を持つ
作品紹介
| 絵・文 | アロナ・フランケル |
| 訳 | さくまゆみこ |
| 出版社 | アリス館 |
| 発行日 | 1984/2 |
| 値段 | ¥990(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 18×13cm/36P |
「うんちがぽとん」はこんな絵本!
「うんちがぽとん」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「うんちがぽとん」を簡単にまとめてみました。
- おまるをもらったまあくんが、失敗を重ねながらもやがて成功する世界的ロングセラー
- 「でたかな?まだまだ」の掛け合いが楽しい、テンポの良い構成
- イスラエル発、世界中の言語に翻訳されるトイトレ絵本の定番
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


おまるをもらったまあくんが、失敗を重ねながら成功にたどり着く物語!
ある日、まあくんはおばあちゃんから不思議なつぼをプレゼントされます。帽子かな?ミルクつぼかな?よく見るとそれは「おまる」でした。まあくんは、そのおまるに座ってみることにします。
「でたかな?」「まだまだ」「でたかな?」「まだまだ」——何度も繰り返される問いかけと答えのリズムが、この絵本の大きな魅力です。まあくんはなかなかうまくいきませんが、焦らずゆっくりと挑戦を続けます。そしてとうとう「でた!」——おかあさんに「みて!みて!」と嬉しそうに報告する場面で、物語は温かく締めくくられます。
絵・文はイスラエルの絵本作家アロナ・フランケルさん。世界各国で翻訳され、長年にわたっておまるトレーニングの定番として親しまれているロングセラーです。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「うんちがぽとん」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- おまるを使い始めるタイミングで絵本を取り入れたい
- 失敗を焦らず受け止められるメッセージを伝えたい
- 世界中で愛される定番のトイトレ絵本を探している
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「うんちがぽとん」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


しかけで「うーん」の動作を学ぶならひとりでうんちできるかな
「うんちがぽとん」が物語で失敗を受け止める一冊なら、こちらはしかけ絵本でいきむ動作そのものを疑似体験できる一冊。より低年齢からの導入におすすめです。


パンツへの憧れを引き出したいならぷくちゃんのすてきなぱんつ
おもらしを重ねながらも「だいじょうぶ」と受け止める一冊。パンツデビューの時期に読みたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 失敗しても焦らなくていいと、物語を通して安心する
- おまるやトイレへの興味を、楽しい掛け合いで育む
目的・ねらい1 失敗しても焦らなくていいと安心する
「まだまだ」が何度も続いても、まあくんは大丈夫!
この絵本の大きな特徴は、「でたかな?」「まだまだ」が何度も繰り返されることです。一度でうまくいかなくても、まあくんは焦らず、大人も急かさず、静かに見守っています。
この繰り返しの構成そのものが、「すぐにできなくても大丈夫」というメッセージを子どもに伝えてくれます。トイトレで思うようにいかず落ち込みがちな時期に、この絵本のゆったりとしたテンポが、親子双方の心を軽くしてくれます。
目的・ねらい2 おまるやトイレへの興味を、楽しい掛け合いで育む
「でたかな?」「まだまだ」の掛け合いが、そのままトイレの会話に!
「でたかな?」「まだまだ」というリズミカルな掛け合いは、そのまま実際のトイトレの場面でも使えるフレーズです。絵本で慣れ親しんだ言葉が、実生活でも自然に使われることで、子どもも安心して受け入れやすくなります。
最後の「おしっこばいばーい」という掛け声も人気で、親子で楽しく声を掛け合いながらトイレの時間を過ごすきっかけになります。おまるという道具そのものへの興味も、この絵本を通して自然に育っていきます。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 1〜2歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | おまるデビューの時期に |
対象年齢
出版社の対象は1歳から。おまるを使い始める1〜2歳ごろが読みごろです。
シンプルで繰り返しの多い構成なので、1歳前後の子でもリズムを楽しみながら聞くことができます。おまるという実物と絵本の内容が結びつきやすいのも、この年齢ならではの効果です。
2歳を過ぎても、まあくんの気持ちに共感しながら楽しめる懐の深さがあります。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中読めます。おまるデビューのタイミングに特におすすめです。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、おまるを買った・使い始めたタイミングで読むと、絵本と実際の道具がすぐに結びつきます。
祖父母から出産祝いやおまるのプレゼントをもらった際に、一緒に贈る絵本としても喜ばれます。
読み聞かせのポイント


「うんちがぽとん」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 「でたかな?」「まだまだ」は、子どもと一緒に掛け合いで読む
- 「でた!」の場面は、たっぷり喜びを込めて読む
ポイント1 「でたかな?」「まだまだ」は掛け合いで読む
繰り返しのリズムに、子どもも参加できる!
「でたかな?」は大人が、「まだまだ」は子どもが言う、というように役割を分けて掛け合いにすると、絵本への参加感がぐっと高まります。
何度も繰り返すうちに、子どもは自然と「まだまだ」のタイミングを覚え、進んで声を出してくれるようになりますよ。
ポイント2 「でた!」の場面は、たっぷり喜びを込めて
待ちに待った瞬間を、思いきり一緒に喜ぶ!
何度も「まだまだ」が続いたあとの「でた!」の場面は、この絵本のクライマックスです。声のトーンを明るく上げて、まあくんの喜びを一緒に分かち合いましょう。
「みて!みて!」というまあくんの言葉に合わせて、拍手をしたり笑顔を見せたりすると、子どもも達成の喜びをより強く感じられます。


まとめ・Ryuの感想


「まだまだ」でいいと伝えてくれる、世界中で愛される安心のロングセラーです。
「うんちがぽとん」は、シンプルな構成ながら、何度読んでも子どもたちが夢中になる一冊です。「でたかな?」「まだまだ」の掛け合いは、読み聞かせの定番のやり取りとして、多くの子どもたちに愛されています。
1度でうまくいかなくても大丈夫という、この絵本の根底にあるメッセージは、トイトレに焦りがちな大人にとっても、そっと肩の力を抜かせてくれます。イスラエルで生まれ、世界中の言語に翻訳されてきたのも納得の、時代や国境を超えて愛される名作です。
焦らない気持ち・おまるへの親しみ・成功の喜びと、トイトレに寄り添うものが詰まった一冊。おまるデビューのタイミングに、ぜひ手に取ってほしい世界の定番絵本です。



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