【2,3歳児おすすめ絵本】みんなうんち【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「みんなうんち」は私が”うんちは恥ずかしいことではないと知って欲しい“”生き物への興味や親しみを持って欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- うんちは自然で恥ずかしくないことだと感じる
- いろいろな生き物への興味や親しみを持つ
作品紹介
| 作 | 五味太郎 |
| 絵 | 五味太郎 |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 1981/2(初出1977年) |
| 値段 | ¥990(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 25×22cm/28P |
「みんなうんち」はこんな絵本!
「みんなうんち」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「みんなうんち」を簡単にまとめてみました。
- ぞうは大きなうんち、ねずみは小さなうんち。生き物はみんなうんちをすると伝える科学絵本
- 五味太郎さんならではのユーモアで、うんちを前向きに描く不朽の名作
- 1977年の刊行以来、海外でも翻訳される世界的ロングセラー
まるわかりQ&A
内容・構成


いろんな生き物のうんちを通して、命の営みを伝える科学絵本!
「みんなうんち」は物語ではなく、いろいろな生き物がうんちをする様子を紹介していく絵本です。ぞうは大きなうんち、ねずみは小さなうんち。鳥は飛びながらうんち、かたつむりはほそながいうんち——動物によって形も仕方もさまざまなことが、テンポよく描かれていきます。
魚も、虫も、大人も、子どもも。「いきものは たべるから、みんな うんちをするんだね」という一文が、この絵本のメッセージを静かに、しかし力強く伝えます。うんちという誰もが気になるテーマを、恥ずかしいものとしてではなく、生きることの自然な一部として描いているのが最大の魅力です。
作者は五味太郎さん。1977年に月刊科学絵本「かがくのとも」の一冊として刊行されて以来、世界中で翻訳され、半世紀近く読み継がれている名作です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「みんなうんち」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- トイトレを始める前に排泄への抵抗感をやわらげたい
- いろいろな生き物への興味を広げたい
- 大人も一緒に楽しめる、半世紀読み継がれる名作科学絵本がほしい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「みんなうんち」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


実際にトイレでうんちを踏ん張る練習をするならひとりでうんちできるかな
「みんなうんち」がうんちそのものへの抵抗感をなくす一冊なら、こちらは実際にトイレでいきむ動作を疑似体験できるしかけ絵本。トイトレを一歩進めたい方におすすめです。


同じ五味太郎さんの人気作を楽しむならきんぎょがにげた
逃げた金魚を探す名作絵本。「みんなうんち」と同じ作者ならではのシンプルで力強い絵を楽しみたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- うんちは自然で恥ずかしくないことだと、前向きなイメージで感じる
- いろいろな生き物の違いに気付き、興味・親しみを持つ
目的・ねらい1 うんちは自然で恥ずかしくないことだと感じる
大人が言葉で伝えるより、絵本の力の方が届きやすい!
子どもにとって「うんち」は気になるけれど、少し恥ずかしいものというイメージを持ちやすいテーマです。この絵本は、大きなぞうも小さなねずみも、大人も子どもも、みんなうんちをするという事実を、明るくあっけらかんと伝えます。
「自分だけじゃないんだ」と知ることで、排泄に対する恥ずかしさや不安がやわらぎ、トイトレへの心理的なハードルも下がります。説教くさくなく、笑いながら自然に受け止められるのが、この絵本ならではの力です。
目的・ねらい2 いろいろな生き物の違いに気付き、興味を持つ
身近なテーマから、生き物への好奇心が広がる!
ぞう、ねずみ、鳥、虫、魚——さまざまな生き物が次々に登場し、それぞれうんちの大きさや形、仕方の違いが描かれます。身近で分かりやすいテーマだからこそ、子どもたちは夢中で見比べます。
「これはどの生き物のうんちかな?」と考える中で、生き物ごとの違いに気付く観察力や、いきものへの親しみが自然と育まれます。うんちというユニークな切り口から科学的な視点を育てられるのも、この絵本の隠れた魅力です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 2〜3歳児(トイトレ前後) |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | トイトレの導入に |
対象年齢
出版社の対象は3〜5歳ですが、トイトレを見据えて2歳ごろから読むのもおすすめです。
シンプルな構成なので、1〜2歳ごろから絵を楽しむだけでも十分に興味を引きます。「うんち」という言葉そのものに反応する年齢の子にはぴったりです。
3〜5歳になると、「いきものはたべるからうんちをする」というメッセージの意味もより深く理解できるようになり、科学絵本としての魅力もしっかり味わえます。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中楽しめます。トイトレを始める前後に読むのが特におすすめです。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、トイトレを始めるタイミングの少し前に読んでおくと、排泄への抵抗感が薄れた状態でトイトレをスタートできます。
動物園や水族館に出かける前後に読んで、生き物への興味を広げるきっかけにするのもおすすめです。
読み聞かせのポイント


「みんなうんち」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 明るく、あっけらかんとした調子で読む
- 最後のメッセージは、少しゆっくり味わうように読む
ポイント1 明るく、あっけらかんとした調子で読む
大人が恥ずかしがらない姿勢が、いちばんのメッセージ!
「うんち」という言葉を読み手が照れずに、明るく堂々と読むことが何より大切です。大人が恥ずかしそうにすると、その空気が子どもにも伝わってしまいます。
「ぞうさんは、おおきいうんち!」とテンポよく楽しそうに読むことで、子どもも安心して一緒に笑いながら聞けるようになります。
ポイント2 最後のメッセージは、ゆっくり味わうように読む
絵本全体の意味が集約される、大切な一文!
「いきものはたべるから、みんなうんちをするんだね」という結びの言葉は、この絵本全体のメッセージが集約された大切な一文です。ここは少しゆっくり、噛みしめるように読んでみましょう。
読み終えたあと、「〇〇ちゃんもうんちするよね」「みんなうんちするんだね」と軽く会話を広げると、子どもの中で自然に受け止められやすくなります。


まとめ・Ryuの感想


誰もが気になる「うんち」を、明るく前向きに描いた不朽の名作です。
「みんなうんち」は、読み聞かせをすると子どもたちが必ず食いついてくる一冊です。「うんち」という言葉だけでケラケラ笑う子も多く、それでいて恥ずかしいものではなく自然なこととして受け止められるのが、この絵本の見事なところです。
トイトレを控えたお子さんに、大人が「トイレでしようね」と言葉で促すよりも先に、この絵本を通して排泄への心理的なハードルを下げておくと、その後がぐっとスムーズになることがあります。五味太郎さんのシンプルで力強い絵と、あっけらかんとした語り口は、1977年の刊行から半世紀近く色あせません。
排泄への安心感・生き物への興味・親子で笑い合える時間と、多くのものが詰まった一冊。トイトレの入り口として、ぜひ手に取ってほしい定番の名作です。



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