【1,2歳児おすすめ絵本】ノンタンおやすみなさい【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「ノンタンおやすみなさい」は私が”夜は寝るのが一番だと自分で気付いて欲しい“”遊びたい気持ちに共感しながら生活リズムを整えて欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 夜は寝るものだと、押し付けでなく自然に感じる
- 遊びたい気持ちも大切にされていると安心する
作品紹介
| 作 | キヨノサチコ |
| 絵 | キヨノサチコ |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発行日 | 1976年 |
| 値段 | ¥660(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 19×16cm/32P |
「ノンタンおやすみなさい」はこんな絵本!
「ノンタンおやすみなさい」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「ノンタンおやすみなさい」を簡単にまとめてみました。
- 夜になっても眠れないノンタンが、ふくろうくんと夜遊びして大変な目にあうお話
- 「夜は寝るのが一番」と、教訓くさくなく自然に伝わる展開
- 寝る前の読み聞かせにぴったりのノンタンシリーズ人気作
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


夜遊びで大変な目にあい、「寝るのが一番」と気付くノンタンの物語!
夜になっても眠くないノンタンは、うさぎさん、くまさん、ことりさんのところへ「あそぼう!」と誘いに行きます。でも、みんなもう眠る時間で、遊んではくれません。
がっかりしていると、そこへふくろうくんがやってきて、一緒に鬼ごっこをしようと誘ってくれます。喜んで外に飛び出したノンタンでしたが、暗い夜の外は危険がいっぱい。大きな石につまずいたり、水たまりに落ちてしまったりと、すっかり泥んこになってしまいます。
家に帰ってお風呂に入り、きれいになったノンタンは「やっぱりよるはねたほうがいいや」とつぶやいて眠りにつきます。教訓を押し付けるのではなく、失敗を通して自分で気付く展開が、この絵本の魅力です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「ノンタンおやすみなさい」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 寝る前の読み聞かせ絵本を探している
- 「早く寝なさい」と言わずに、生活リズムを伝えたい
- 遊びたい気持ちにも共感しながら読める絵本がほしい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
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少し不思議で怖さもある寝る前絵本ならねないこだれだ
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目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 夜は寝るものだと、失敗談を通して自分で気付く
- 遊びたい気持ちも認められながら、生活リズムを整える
目的・ねらい1 失敗談を通して、夜は寝るものだと自分で気付く
「早く寝なさい」より、物語の力で気付く方が届きやすい!
大人が「早く寝なさい」と言うより、ノンタンが夜遊びで痛い目にあう姿を見せる方が、子どもの心にすっと届きます。「泥んこになって大変そう」「やっぱり寝たほうがいいのかも」と、物語を通して自分で結論にたどり着けるのです。
押し付けではなく、自分で気付いて納得するという経験は、生活習慣を身につける上でとても効果的。読み終えた後、子どもが自然と眠たくなる流れも計算された構成です。
目的・ねらい2 遊びたい気持ちも認められながら、生活リズムを整える
「まだ遊びたい」を否定しないから、素直に届く!
この絵本は、ノンタンの「まだ遊びたい」という気持ちを否定していません。むしろ、その気持ちに寄り添いながら、結果として「やっぱり寝たほうがいい」に自然と着地します。
子どもにとって「遊びたい」気持ちは当たり前のもの。それを頭ごなしに否定されず、共感された上で生活リズムを伝えられることは、安心感を保ちながら習慣づけをする上で大切な視点です。寝かしつけに悩む保護者・保育者にとっても心強い一冊です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 2〜3歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | 寝かしつけ・就寝前の習慣づけに |
対象年齢
寝るのを嫌がることが増える2〜3歳児にぴったりのタイミングです。
自我が育ち、「まだ寝たくない」という主張が強くなるイヤイヤ期前後の2〜3歳ごろに読むと、ノンタンの気持ちに強く共感しながら、自然と眠りへの気持ちを整えられます。
0,1歳児にはまだお話の展開の理解が難しいこともありますが、絵のかわいらしさやリズムだけでも十分楽しめます。
時期・季節・行事
季節を問わず、寝る前の習慣として一年中活用できます。
行事に関連する内容ではないので、毎晩の寝かしつけルーティンとして取り入れるのがおすすめです。「ノンタンを読んだら寝る時間」という習慣ができると、寝かしつけがスムーズになったという声も多く聞かれます。
お泊まり保育や合宿など、園以外の場所で眠る機会の前に読むのも良いきっかけになります。
読み聞かせのポイント


「ノンタンおやすみなさい」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 前半は明るく、後半は少しずつ落ち着いたトーンで読む
- 最後の「おやすみなさい」は、優しくゆっくり読む
ポイント1 声のトーンを、前半から後半でだんだん落ち着かせる
声の変化が、眠りへの気持ちを自然に誘う!
ノンタンが元気に遊びに誘う前半は明るく、泥んこになって家に帰る後半は少しずつ声を落ち着かせて読んでいくと、物語の流れとともに子どもの気持ちも自然と静かになっていきます。
寝る前の読み聞かせとして使う場合は、この「だんだん落ち着く」流れを意識すると、スムーズに入眠へつなげやすくなります。
ポイント2 最後の「おやすみなさい」は、優しくゆっくり
絵本の言葉が、そのまま寝かしつけの言葉になる!
物語の最後、ノンタンが眠りにつく場面は優しく、ゆっくりとしたトーンで読みましょう。読み終えたあと、そのまま子どもに「おやすみなさい」と声をかけてあげると、絵本の世界と現実がつながる特別な瞬間になります。
「ノンタンも寝たから、〇〇ちゃんもねんねしようね」と声をかけると、子どもも納得して眠りにつきやすくなりますよ。


まとめ・Ryuの感想


「寝なさい」と言わなくても、自然に眠りへ導いてくれる名作です。
「ノンタンおやすみなさい」は、寝る前の読み聞かせにこれほど適した絵本はないと感じるほど、よくできた一冊です。読み終える頃には、子どもたちの表情も自然と穏やかになっていきます。
「早く寝なさい」を言わずに済むのが、保護者・保育者にとっても嬉しいポイント。ノンタンが自分の失敗から気付く姿を通して、子ども自身が「寝る」という選択に納得できるのです。キヨノサチコさんが描く、子どもの日常そのままの姿は、時代を超えて共感を呼び続けています。
生活リズム・自分で気付く力・安心して眠る心と、毎晩に届けたいものが詰まった一冊。寝かしつけに悩む方にこそ、ぜひ試してほしい定番シリーズです。



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