【2,3歳児おすすめ絵本】ノンタンぶらんこのせて【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「ノンタンぶらんこのせて」は私が”順番を守る大切さを感じて欲しい“”独り占めしたい気持ちも自然なことだと知って欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 独り占めしたい気持ちに折り合いをつけようとする
- 友達と順番を守り、一緒に遊ぶ楽しさを感じる
作品紹介
| 作 | キヨノサチコ |
| 絵 | キヨノサチコ |
| 出版社 | 偕成社 |
| 発行日 | 1976/8 |
| 値段 | ¥660(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 19×16cm/32P |
「ノンタンぶらんこのせて」はこんな絵本!
「ノンタンぶらんこのせて」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「ノンタンぶらんこのせて」を簡単にまとめてみました。
- ブランコを独り占めするノンタンが、友達との「順番」を学んでいく大人気シリーズ第1作
- 「おまけのおまけの きしゃぽっぽ〜」の名フレーズが心地よく耳に残る
- 1976年の刊行以来、世代を超えて読み継がれるノンタンシリーズの原点
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


ブランコの独り占めから、順番の大切さを学ぶノンタンの物語!
ノンタンがブランコに乗って遊んでいると、うさぎさんが「ノンタン、ノンタン、ぶらんこのせて」とやってきます。でも、ノンタンは「だめだめ、まだちょっとしかのってないから」と、なかなか代わってあげません。
くまさんが来ても、たぬきくんが来ても、ぶたくんが来ても、ノンタンの返事は同じ。とうとうみんなが「ずるいよ!」「かわってくれないなら、もうあそばないよ」と怒って帰ろうとしてしまいます。慌てたノンタンは「10かぞえたらかわる」と提案しますが、実はノンタンは1から3までしか数えられないことをみんなに告白してしまいます。
そこでみんなで一緒に10まで数えることに。数え終わると、ノンタンは約束通りブランコを代わってあげます。「おまけのおまけの きしゃぽっぽ〜」という耳に残るフレーズとともに、友達と仲良く順番に遊ぶ楽しさが伝わる作品です。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「ノンタンぶらんこのせて」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 順番や貸し借りのルールを絵本を通して伝えたい
- 独り占めしたい気持ちを否定せず、成長を見守りたい
- 親子3代でも読める、ロングセラーの定番絵本がほしい
絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!
「ノンタンぶらんこのせて」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


分け合う優しさをまっすぐ味わうならどうぞのいす
「ノンタンぶらんこのせて」が独り占めから順番を学ぶお話なら、こちらは最初から分かち合う優しさが描かれた一冊。穏やかな雰囲気で思いやりを伝えたい方におすすめです。


みんなで協力する楽しさを味わうならおおきなかぶ
「うんとこしょ どっこいしょ」のリズムでみんなが力を合わせる定番絵本。ノンタンのように一人の気持ちより、みんなで一緒にやる楽しさを味わいたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 独り占めしたい気持ちは自然なものだと知り、折り合いをつける
- 友達と順番を守って遊ぶ楽しさ、数を数える面白さを感じる
目的・ねらい1 独り占めしたい気持ちに、折り合いをつける
「だめだめ」の気持ちを否定せず、自然なこととして描く!
2〜3歳ごろの子どもは、まだ自分中心の世界の中にいて、「独り占めしたい」という気持ちはごく自然なものです。この絵本は、そんなノンタンの気持ちを頭ごなしに否定せず、正直に描いているのが特徴です。
子どもたちは、ノンタンの姿に自分を重ねながら、「だめって言っちゃうときあるよね」と共感します。その上で、最終的にノンタンが順番を守る姿を見せることで、自分の気持ちと折り合いをつける経験を、説教くさくなく自然に伝えてくれます。
目的・ねらい2 友達と順番を守って遊ぶ楽しさを感じる
「10かぞえたら」の約束が、順番を守る第一歩に!
ノンタンとお友達が一緒に10まで数える場面は、「約束を守る」「順番を守る」という社会性の芽生えを、楽しい形で伝えてくれます。数を一緒に数える体験は、数への親しみにもつながります。
保育の現場でも、「ノンタンみたいに10数えて交代しようか」と、この絵本をきっかけに順番のルールを伝えると、子どもたちもすっと受け入れやすくなります。友達と一緒に約束を守れた達成感を、ノンタンと一緒に体験できる一冊です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 2〜3歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | 関係なく楽しめる |
対象年齢
出版社の対象は3歳から。「順番」を意識し始める2〜3歳児にぴったりです。
お友達と関わる機会が増え、物の貸し借りや順番といった社会性が育ち始める2歳後半から3歳ごろに読むと、ノンタンの気持ちに強く共感できます。実際にお友達とのトラブルを経験し始める時期だからこそ、リアルに響きます。
1〜10までの数字が登場するので、数字に興味を持ち始めた子にもおすすめ。数え歌のように楽しく数に親しめます。
時期・季節・行事
季節・行事を問わず一年中読めます。友達関係で悩みが出てきた時期に特におすすめです。
特定の季節に縛られない一冊ですが、園生活の中でお友達との順番やおもちゃの貸し借りが課題になってきた時期に読むと、より実感を持って受け止められます。
公園遊びや外遊びが増える春〜夏の時期に、実際のブランコ遊びと結びつけて読むのもおすすめです。
読み聞かせのポイント


「ノンタンぶらんこのせて」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 「だめだめ」は元気に、リズムよく読む
- 10を数える場面は、子どもと一緒に声を出して数える
ポイント1 「だめだめ」は元気に、リズムよく読む
繰り返しのリズムが、この絵本の一番の魅力!
「ノンタン、ノンタン、ぶらんこのせて」「だめだめ」というやり取りが、動物を変えながら繰り返されます。ここは元気にリズムよく読むことで、繰り返しの心地よさが際立ちます。
子どもたちは繰り返しのパターンをすぐに覚え、「だめだめ」の部分を一緒に言いたがることもあります。声を合わせて楽しんでみてください。
ポイント2 10を数える場面は、一緒に声を出す
物語の中の「約束」を、実際に体験してもらう!
ノンタンとみんなが10まで数える場面は、聞いている子どもたちも一緒に声を出して数える絶好のチャンスです。「いっしょに数えてみようか」と誘ってみましょう。
絵本の中の出来事を自分も一緒に体験することで、物語がより身近に感じられます。「おまけのおまけの きしゃぽっぽ〜」のフレーズも、一緒に口ずさむと盛り上がりますよ。


まとめ・Ryuの感想


子どもの「今の気持ち」にまっすぐ寄り添う、ノンタンシリーズの原点です。
「ノンタンぶらんこのせて」は、2〜3歳児クラスで読むと「あ、ノンタンとおんなじ!」と自分を重ねる子が多い一冊です。独り占めしたい気持ちを隠さず描いているからこそ、子どもたちも安心して物語に入り込めるのだと感じています。
現実の子どもの姿をそのまま切り取ったような等身大の展開が、キヨノサチコさんのノンタンシリーズの魅力。1976年の刊行から半世紀近く、多くの家庭で「順番、順番」というフレーズとともに読み継がれているのも納得です。
順番を守る心・自分の気持ちとの折り合い・数への親しみと、2〜3歳児に届けたいものが詰まった一冊。お友達とのトラブルが増えてきたタイミングでぜひ手に取ってほしい定番シリーズです。



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