【4,5歳児おすすめ絵本】しろいうさぎとくろいうさぎ【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】
Ryu「しろいうさぎとくろいうさぎ」は私が”誰かをずっと大切に思う気持ちの美しさを感じて欲しい“”相手の願いに寄り添う優しさを知って欲しい“というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。
- 誰かをずっと大切に思う気持ちの美しさを感じる
- 相手の願いに気付き、寄り添おうとする優しさを育む
作品紹介
| 文・絵 | ガース・ウィリアムズ |
| 訳 | まつおかきょうこ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 1965/6 |
| 値段 | ¥1,320(税込) |
| 大きさ・ページ数 | 31×23cm/30P |
「しろいうさぎとくろいうさぎ」はこんな絵本!
「しろいうさぎとくろいうさぎ」ってどんな内容の絵本?
そんな疑問にお答えするために「しろいうさぎとくろいうさぎ」を簡単にまとめてみました。
- ずっと一緒にいたいと願うくろいうさぎと、その願いを叶えるしろいうさぎの静かな愛の物語
- 墨絵のような淡い色合いで描かれる、森の情景が美しいアメリカの名作絵本
- 結婚祝いの贈り物としても選ばれる、大人にもおすすめの一冊
まるわかりQ&A
あらすじ・ストーリー・内容


「ずっと一緒にいたい」という願いが、静かに叶えられていく愛の物語!
広い森の中で、しろいうさぎとくろいうさぎは、毎日仲良く遊んでいました。でも、くろいうさぎはときどき悲しそうな顔をして考えこんでいます。心配になったしろいうさぎがたずねると、くろいうさぎは「ぼく、ねがいごとをしているんだよ」と答えます。
くろいうさぎが願っていたのは、しろいうさぎといつまでも一緒にいられること。その気持ちを知ったしろいうさぎは……。森のたくさんの動物たちに祝福されながら、二匹の願いが叶うまでの様子が、墨絵のような淡い水彩で優しく描かれます。
作者はガース・ウィリアムズさん。「大草原の小さな家」シリーズの挿絵でも知られる巨匠が、1965年に手がけた本作は、シンプルながら深い余韻を残す名作として世界中で愛され続けています。


こんな方におすすめ


以下の項目に当てはまる方に「しろいうさぎとくろいうさぎ」はぴったりの絵本です!購入を検討してみましょう。
- 誰かを大切に思う気持ちの美しさを子どもと味わいたい
- 静かで美しい絵とストーリーの絵本を探している
- 結婚祝いなど、大人への贈り物にもなる絵本がほしい
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「しろいうさぎとくろいうさぎ」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!


愛するとは何かをより深く考えるなら100万回生きたねこ
「しろいうさぎとくろいうさぎ」と同じく愛がテーマですが、こちらは命の重みまで踏み込んだ読み応えのある物語。5歳児以上でじっくり読み込みたい方におすすめです。


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森の動物たちが登場する、温かい雰囲気のウクライナ民話。「しろいうさぎとくろいうさぎ」と同じく静かで優しい絵本の時間を過ごしたい方におすすめです。
目的・ねらい


絵本はそれぞれ作者の願いや思いが込められています。その思いを汲み取り、絵本を読むときに目的やねらいを持つ事をおすすめします。以下の「目的・ねらい」はRyuが読み聞かせをするときに大切にしている事です。参考にしてみてください。
- 誰かを大切に思う気持ちの美しさに気付く
- 相手の気持ちに気付き、寄り添おうとする優しさを育む
目的・ねらい1 誰かを大切に思う気持ちの美しさに気付く
静かな愛の描写が、心にまっすぐ届く!
この絵本には、派手な事件や大きな冒険はありません。ただ、「ずっと一緒にいたい」というシンプルな願いと、それを叶えようとする優しさが丁寧に描かれています。
子どもたちは、友達や家族との関わりの中で、少しずつ「大切な人」という感覚を育んでいきます。この物語を通して、誰かを想う気持ちがどれほど美しく、大切なものかを、静かな形で感じ取ることができます。説明しすぎず、絵と余白で伝えるからこそ、心に深く残る作品です。
目的・ねらい2 相手の気持ちに気付き、寄り添う優しさを育む
「どうしたの?」と気付く心が、思いやりの第一歩!
しろいうさぎは、くろいうさぎの悲しそうな表情の変化に気付き、そっと声をかけます。この「気付く」という小さな行動が、物語全体を動かす大きなきっかけになっています。
友達の表情や様子から気持ちを想像し、寄り添おうとする力は、5歳児の発達においてとても大切なテーマです。「相手はどんな気持ちかな」と考える練習として、この絵本はやさしい入り口になってくれます。相手の願いに応えようとする姿勢そのものが、思いやりの本質を教えてくれる一冊です。
チェックポイント


現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。
| 年齢 | 4〜5歳児 |
| 季節 | 一年中 |
| 行事 | 結婚祝いなど大人への贈り物にも |
対象年齢
出版社の対象は4歳から。落ち着いた物語を味わえる4〜5歳児が読みごろです。
派手な展開のない静かな物語なので、落ち着いて話を聞けるようになる4歳ごろからがおすすめです。くろいうさぎの気持ちの変化や、願いが叶う喜びを味わえるのは、他者の気持ちを想像できるようになる5歳児が特に深く感じ取れます。
大人が読んでも心に残る作品なので、親子で静かな時間を共有する一冊としてもおすすめです。
時期・季節・行事
季節を問わず一年中楽しめます。結婚祝いなど、大切な人への贈り物にも選ばれています。
特定の季節や行事に縛られない一冊ですが、「ずっと一緒にいたい」という愛のメッセージから、結婚祝いなど大人への贈り物としても人気があります。
敬老の日や記念日など、大切な人を想う気持ちを伝えたいタイミングで読むのもおすすめです。
読み聞かせのポイント


「しろいうさぎとくろいうさぎ」を読み聞かせをする中で意識しているポイントです。読み方を少し意識するだけで内容がぐっと伝わりやすくなります。読み聞かせをする中で自分なりのポイントも探してみるのも面白いですよ。
- 静かに、ゆったりとしたテンポで読む
- 美しい絵を、子どもがじっくり見られる間を作る
ポイント1 静かに、ゆったりとしたテンポで読む
穏やかな雰囲気が、物語の余韻を深める!
この絵本は、賑やかに盛り上げるタイプの作品ではありません。静かに、ゆったりとしたテンポで読むことで、しろいうさぎとくろいうさぎの穏やかな時間が、そのまま聞き手にも伝わります。
落ち着いた声のトーンを意識し、急がず読み進めましょう。特にくろいうさぎが悲しそうな顔をする場面は、少しゆっくりめに、感情の変化を丁寧に伝えると良いでしょう。
ポイント2 美しい絵を、じっくり見られる間を作る
森の情景や表情の豊かさを、子どもと一緒に味わう!
ガース・ウィリアムズさんの淡く美しい絵は、この絵本の大きな魅力です。文章を読み終えたら少し間をとり、子どもが絵をじっくり見られる時間を作ってあげましょう。
「うさぎさん、どんな顔してる?」「森にはどんな動物がいるかな?」と問いかけながら見ていくと、絵の細部にも気付き、物語の世界により深く入り込めます。急いでページをめくらず、絵本そのものの美しさを味わう時間を大切にしてください。


まとめ・Ryuの感想


静かな愛の物語が、子どもにも大人にも深く残る名作です。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」は、派手さはないけれど、読み終えたあとに温かい余韻がじんわりと残る絵本です。子どもたちも、くろいうさぎの願いが叶う場面では、ほっとした優しい表情を見せてくれます。
誰かを大切に思う気持ちを、言葉少なに、しかし確かに伝えてくるこの絵本は、1965年の刊行から半世紀以上、世界中で愛され続けています。ガース・ウィリアムズさんの美しい絵と、まつおかきょうこさんの静かな訳文が織りなす世界は、まさに時代を超えた名作と呼ぶにふさわしいものです。
愛・思いやり・美しい絵と、心を豊かにしてくれるものが詰まった一冊。子どもへの読み聞かせはもちろん、結婚祝いなど大切な人への贈り物にも、自信を持っておすすめできる名作です。



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