【2026年版】5歳児向けおすすめ絵本15選【発達・ねらい別】


絵本が子どもの育ちに良いのは分かっているけれど、種類が多すぎて、5歳の我が子にどれを選べばいいのか迷ってしまう…。
そんなあなたに、現役保育士が5歳児に対して実際に読んだ絵本の中でおすすめするこれだけ読めば間違いなしの人気・定番絵本を発達に即して紹介します。
※5歳児とは満5歳以上の(年長児)を指します。
- 5歳児(年長)に読み聞かせしたい人気・定番の絵本が見つかる
- 目的・ねらい別の適した絵本が見つかる
- 5歳児の成長・発達に応じた絵本の選び方が分かる
本記事で紹介するおすすめ・人気絵本
- スイミー(協同性・社会性)
- ともだちや(協同性・社会性)
- にじいろのさかな(協同性・社会性)
- 100万回生きたねこ(道徳性・命を大切にする心)
- スーホの白い馬(道徳性・命を大切にする心)
- ないたあかおに(道徳性・命を大切にする心)
- これはのみのぴこ(思考力・知的好奇心)
- 100かいだてのいえ(思考力・知的好奇心)
- 11ぴきのねこ(思考力・知的好奇心)
- かいじゅうたちのいるところ(想像力・物語を楽しむ力)
- おしいれのぼうけん(想像力・物語を楽しむ力)
- めっきらもっきらどおんどん(想像力・物語を楽しむ力)
- はじめてのおつかい(自立心・就学への期待)
- ちょっとだけ(自立心・就学への期待)
- だいじょうぶ だいじょうぶ(自立心・就学への期待)
5歳児の発達・成長の目安、絵本の選び方


5歳児でのおおよその発達・成長段階を5つに分けて詳しく見ていきます。
一言で絵本と言っても種類は様々です。
絵本には、作者が絵本を通して感じて欲しい事や目的・ねらいなどが込められています。
5歳児での発達・成長段階を理解することで、5歳児ではどのような絵本を選べばいいのかが見えてきます。
- 協同性・社会性の高まり
- 道徳性・規範意識、命を大切にする心の芽生え
- 思考力と知的好奇心の高まり
- 想像力・物語を楽しむ力の深まり
- 自立心と就学への期待
協同性・社会性の高まり
”みんなで”を楽しめるようになる時期です。
友達と一つの目的に向かって遊んだり、役割を分担したりできるようになります。一人で遊ぶ世界から、仲間と協力する世界へと大きく広がっていきます。
ルールのある遊びや、意見をすり合わせる経験を通して、協力する力や相手を思いやる気持ちが育っていく大切な時期です。
以上の事を踏まえ、協同性・社会性という観点からは以下のような絵本を選ぶといいでしょう。
- 友達と協力したり、力を合わせる楽しさが描かれた絵本
- それぞれの良さや役割を認め合う大切さが伝わる絵本
- 分け合う・譲り合う心地よさが感じられる絵本
道徳性・規範意識、命を大切にする心の芽生え
「やっていいこと・いけないこと」を考えられるようになる時期です。
命あるものをいたわる気持ちが芽生え、ものや生き物を大切にしようとする姿が見られるようになります。
物語の登場人物の行動や結末を通して、善悪や思いやり、命の重さについて自然と考えられるようになる時期です。
道徳性や命を大切にする心という発達過程を踏まえ、以下のポイントに着目して絵本を選んでみましょう。
- 命の大切さや、誰かを思いやる心が描かれた絵本
- 善悪や約束など、社会のルールについて考えられる絵本
- 自分の行動が相手にどう影響するかを想像できる絵本
思考力と知的好奇心の高まり
「なぜ?どうして?」と深く考えられるようになる時期です。
物事を筋道立てて考えたり、記憶力の高まりとともに、文字や数に強い関心を示すようになります。
「もっと知りたい」という意欲が高まり、身の回りの物事を主体的に学ぼうとする姿が見られるようになります。
思考力・知的好奇心に関する絵本を選ぶ時には、以下の事を意識しましょう。
- 文字や数に、物語の中で自然と親しめる絵本
- 「なぜ?」「どうして?」という知的好奇心を刺激する絵本
- 言葉のリズムや積み重ねを楽しめる言葉遊びの絵本
想像力・物語を楽しむ力の深まり
集中してお話を聞ける力がつく時期です。
少し長めのお話やファンタジーの世界も、最後までたっぷり楽しめるようになります。
登場人物の気持ちに共感したり、現実にはない世界を思い描いたりする中で、豊かな想像力が育まれていく時期です。
想像力・物語を楽しむ力という特徴を押さえた絵本を選ぶ時は、以下の点に注目しましょう。
- 長めのストーリーを最後までじっくり楽しめる絵本
- 現実にはない不思議な世界が広がるファンタジー絵本
- 登場人物の気持ちに共感し、物語に入り込める絵本
自立心と就学への期待
自分のことを自分でやり遂げたい気持ちが高まる時期です。
身の回りのことを自分でこなせるようになり、達成感や自信を積み重ねていきます。
小学校への期待と少しの不安が入りまじる時期でもあり、心の揺れにそっと寄り添う関わりが大切な時期です。
自立心・就学への期待に関連する絵本を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
- 自分のことを自分でやり遂げる達成感が描かれた絵本
- 進級・入学への期待や、少しの不安に寄り添う絵本
- 我慢や葛藤を乗り越えて成長する姿が描かれた絵本
【発達・ねらい別】絵本紹介


「どの絵本を読めばいいのか分からない…」そんなあなたに、これだけ読めば間違いない絵本を紹介します。
現場で読み聞かせを行う中で反応が良かったもの、子どもたちに人気の絵本、長く愛され続けている名作を厳選しました。
5歳児の成長・発達段階を5つのカテゴリーに分け、それぞれの目的・ねらいに合った定番・おすすめ絵本を3冊ずつご紹介します。
協同性・社会性


役割を活かして力を合わせる「スイミー」
小さな赤い魚たちの中で、一匹だけ黒いスイミー。大きな魚に立ち向かうため、みんなで大きな魚のふりをして泳ぐことを思いつきます。
一人ひとりの力が集まれば大きな力になること、自分にしかできない役割があることを教えてくれる、レオ・レオニの名作です。


”ともだち”ってなんだろうを考える「ともだちや」
さびしさを埋めようと「ともだち屋」を始めたキツネが、オオカミとの出会いを通して、お金で買えない本当の友達の意味に気づいていくお話。
内田麟太郎さんと降矢ななさんによる「おれたち、ともだち!」シリーズの第一作で、友達との関わりが深まる年長さんにぴったりです。


分け合う喜びに気づく「にじいろのさかな」
きらきら輝くうろこを持つ魚が、その美しさを自慢して独りぼっちになってしまいます。大切なうろこを友達に分けてあげることで、本当のうれしさを知るお話。
独り占めと分かち合いについて、子どもと一緒に考えられる一冊です。
道徳性・命を大切にする心


命と愛の意味を問いかける「100万回生きたねこ」
100万回死んで100万回生きたねこが、はじめて自分の意志で誰かを愛し、その死に涙する物語。命の重さや、誰かを大切に思う気持ちの尊さを、静かに、深く伝えてくれます。
大人になっても心に残る、佐野洋子さんの不朽の名作です。


絆と命の尊さを描く「スーホの白い馬」
貧しい羊飼いの少年スーホと、彼が育てた白い馬の深い絆を描いたモンゴルの民話です。悲しい別れと、馬頭琴という楽器が生まれるまでが、赤羽末吉さんの雄大な絵で描かれます。
命や別れについてじっくり考えるきっかけになる一冊です。


友達を思う優しさに触れる「ないたあかおに」
人間と仲良くなりたい赤鬼のために、青鬼が自ら悪者を演じて身を引いていく——浜田廣介さんの名作童話です。
相手を思う自己犠牲の優しさと、友達がそばにいてくれることのありがたさが、じんわりと胸に響きます。
思考力・知的好奇心


言葉を積み上げる面白さ「これはのみのぴこ」
「これはのみのぴこ」から始まり、一文ずつ言葉が積み重なって、どんどん長くなっていく谷川俊太郎さんと和田誠さんの言葉遊び絵本。
最後まで覚えて言えるかな?と、記憶力やリズム感を楽しく刺激してくれる、年長さんに大人気の一冊です。


数えながら縦に読む「100かいだてのいえ」
空にのびる100階建ての家を、10階ごとに違う生き物を訪ねながら上っていく、いわいとしおさんの人気絵本。
縦にめくる構成が新鮮で、数に親しみながら「次はどんな部屋かな?」と想像もふくらむ一冊です。


ユーモアたっぷりの冒険「11ぴきのねこ」
おなかをすかせた11匹のねこたちが、力を合わせて大きな魚をつかまえようとする、馬場のぼるさんのロングセラー。
とぼけた展開と数を数える楽しさ、軽快なテンポで、年長さんが声を上げて笑える一冊です。
想像力・物語を楽しむ力


怒りと想像の世界へ「かいじゅうたちのいるところ」
いたずらをして寝室に閉じ込められたマックスが、かいじゅうたちの国へと旅立つ空想の物語。
怒りや寂しさといった感情と、想像の世界を行き来する子どもの心を見事に描いた、モーリス・センダックの世界的名作です。


押し入れの中は大冒険「おしいれのぼうけん」
お昼寝前のけんかで押し入れに入れられた二人が、暗闇の中でねずみばあさんの世界へ冒険に出る——童心社のロングセラー。
長めのお話をじっくり聞ける年長さんが、ドキドキしながら物語世界に入り込める一冊です。


不思議な世界へ迷い込む「めっきらもっきらどおんどん」
遊び相手がいなくてつまらないかんたが、でたらめな呪文を唱えると、不思議な妖怪たちの世界に迷い込みます。
長谷川摂子さんと降矢ななさんが描く、夕暮れのようなふしぎな空気感が魅力。想像力をかきたてる人気作です。
自立心・就学への期待


ドキドキの自立の一歩「はじめてのおつかい」
5歳のみいちゃんが、一人ではじめてのおつかいに挑戦する物語。転んだり、なかなか言い出せなかったり……小さな胸の高鳴りが、筒井頼子さんと林明子さんによって丁寧に描かれます。
自分でやり遂げる喜びを応援したくなる、自立の定番絵本です。


がんばる気持ちに寄り添う「ちょっとだけ」
妹が生まれてお姉さんになったなっちゃんが、いろんなことを「ちょっとだけ」自分でがんばろうとするお話。
我慢や成長、そして甘えたい気持ちにそっと寄り添う一冊で、進級・就学を控えた子の心の支えになります。


不安をそっと包む「だいじょうぶ だいじょうぶ」
おじいちゃんと散歩しながら、たくさんの「こわい」「できない」に出会う男の子。そのたびに「だいじょうぶ だいじょうぶ」と声をかけてもらい、安心して育っていきます。
就学への不安を抱える時期に、子どもにも大人にも効く、いとうひろしさんの名作です。
まとめ・感想


5歳児はこれまでの積み重ねが実を結ぶ、就学に向けた実りの年齢!
0〜4歳で体験し積み重ねてきたことが実を結び、友達と協力したり、命や思いやりについて考えたり、文字や数に興味を広げたりと、さまざまな力がぐんと伸びていくのが5歳児という年齢。また、自分でやり遂げる力も育ち、就学に向けた土台が完成していく非常に大切な時期。
なので、子どもが楽しめるものは勿論、しっかりと目的を持って読み、5歳児に合った内容の絵本を選ぶことが重要です。
5歳児にもなると物語への理解も深まり、読み手の問いかけに考えを返してくれるなど、大人も一緒に深く楽しむ事が出来るようになるのも1つの特徴と言えるでしょう。
また、文字を自分で読むことにも挑戦し始める時期なので、読み聞かせと並行して「自分で読む」楽しさにも少しずつ触れていけるといいですね。
読むものは4歳児向けの絵本など少し易しいものも織り交ぜると、自信をつけながら楽しめるのでおすすめです!
Ryuが運営する「保育士Ryuのおすすめ絵本紹介ブログ」では本記事で紹介する事ができなかった絵本も多数紹介しております。
絵本を探す際には是非ご覧ください。
- スイミー(協同性・社会性)
- ともだちや(協同性・社会性)
- にじいろのさかな(協同性・社会性)
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