【相手の気持ちが考えられる絵本】おもいおいも【現役保育士がレビュー】

【1,2歳おすすめ絵本】おもいおいも【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「おもいおいも」は私が”秋の楽しさを感じて欲しい””相手にも気持ちがある事を感じて欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

目次

作品紹介 

木坂 涼
どう なつみ
出版社教育画劇
発行日2019/9
値段¥1210
大きさ・ページ数21×18.8cm/26P

「おもいおいも」はこんな絵本!

「おもいおいも」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「おもいおいも」を簡単にまとめてみました。

  1. 温かい雰囲気で秋を感じる事ができる絵本。
  2. 言葉のリズムが心地良い。
  3. 相手にも気持ちがある事を感じる事ができる。

まるわかりQ&A

「おもいおいも」を一言で表すと?

温かく思いやりが感じられる秋に読みたい絵本!

子どもの反応は?

笑ったり、お芋を食べる真似をしながら楽しむ!

「おもいおいも」を読んで得られる事は?

秋の雰囲気を感じる事ができる!

友だちにも気持ちがあることに気付く!

ずばり何歳向け?

2歳児向け!

どんな人は買い?

乳児向けの秋に楽しめる温かい雰囲気の絵本を探している人!

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あらすじ・ストーリー・内容

温かくも面白い秋に読みたいお芋のお話し。

 くま、さる、うさぎ、はりねずみ、りすたちと大きな大きなお芋を焼き芋にするために運びます。

 「えっさほいさおもいおいも えっさほいさおもいおいも…」と言いながら運んでいると誰かが「ぷっ す~ぅ」とおなら…。

 そんなこともありながら楽しく運んでいると「めそめそめそ しくしくしく」と誰かが泣いています。よく聞いてみると泣いているのはなんとお芋!

 お芋は頑張って大きくなったのに「おもい」と言われたのが嫌だったようです。そこでみんなは「えっさほいさ だいじにはこべ きっとあまくておいしいぞ」と大事にお芋を運びました。

 最後はみんなでお芋を焼いて、美味しい焼き芋をみんなでいただきます!

 言葉のリズムも楽しめて、一緒に読みたくなる一冊です。

こんな方におすすめ

  1. 言葉のリズムが感じられる秋に読む絵本を探している
  2. 相手の気持ちについて考えられる絵本を探している

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「おもいおいも」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

思わず一緒に声に出したくなる「おしくら・まんじゅう」

 「おしくら○○おされて ぎゅー」という言葉が繰り返し使われ、言葉の響きが楽しい絵本。覚えやすい言葉、一定の流れがあるので内容を覚えやすく、何回か読めば子どもも一緒に読むことができます。

 面白い展開で笑いながら楽しめ、季節を選ばない一冊。

おばけの優しさが溢れている「おつきみおばけ」

 お月見がテーマながら、優しさについても触れられている絵本。お月見に関連するものが紹介されており、知識はつくことは勿論、おばけが小さい子をあやそうとしている優しい姿に心を打たれます。

 乳児期の秋に「おもいおいも」と合わせて読みたい一冊。

目的・ねらい

  1. 言葉のリズムに気付き、一緒に言ってみようとする
  2. 相手にも気持ちがある事を感じる

目的・ねらい1 

思わず言いたくなる心地良いリズムが満載!

 「おもいおいも」には「えっさほいさ おもいおいも…」「えっさほいさ だいじにはこべ きっとあまくておいしいぞ」と言ったような語呂の良い言葉がストーリーの中でよく使われています。

 こうしたリズム感のある言葉は子どもが大好きで思わず大人と一緒に読みたくなってしまうものです。

 まだ言葉に関心が薄く自分からあまり言葉を発しない子であっても、こうした心地の良い言葉の響きを聞くことで、言葉に関心を持つきっかけになり、やがてその関心が意欲的な発語にも繋がっていくでしょう。

目的・ねらい2  

気持ちがあるのは自分だけではないことを知ることができます。

 話の途中でお芋がしくしくと泣いてしまう場面があり、その理由は”頑張って大きくなったのに皆んなに重いと言われたから“というもの。

 こうしたすれ違いは実際の子ども同士の関わりの中でもよく起こります。まして乳児にとってはまだ相手の気持ちを考える事は難しく、相手にも自分と同じような感情があることを理解するのは非常に高度なことなのです。

 ですが、お芋の泣いている様子を見て「どうしてお芋は泣いているのか」という事を考えるきっかけが生まれます。お芋にも言われたら嫌なことがある事を知ることができるので、それが友だちとの関係の中でも活きていくでしょう。

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チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢乳児期、特に1歳児
季節秋前後
行事芋掘りなど

対象年齢

乳児期がおすすめです。

 ページ数や文字数、内容などを考えると乳児期、特に友だちとの関わりが少しずつ増えていく1歳児頃が適しているでしょう。

 2歳児でも十分楽しむ事ができますし、相手の思いを考える事は乳幼児期の非常に大切なテーマなので、幼児期の子にも読んでも全く問題ありません。

時期・季節・行事

友だちとの関わりが増えてきた時期がいいでしょう。

 「おもいおいも」は”相手の気持ちを考える””相手に思いがある事を知る”というテーマがあります。なので、友だちとの関わりが増えてきた頃に読むことで、相手の思いに気付くきっかけを作りやすくなります。

 お芋が主役だったり、落ち葉や焼き芋も登場するので、季節としては秋に読むのがピッタリです。

 行事としては、芋掘りなどがある場合は芋掘りの前や当日に読むと芋掘りに対する期待感を高める事ができるでしょう。

読み聞かせのポイント

  1. 言葉のリズムが感じられるように読みましょう
  2. 読み手の想いは伝えないようにしましょう

ポイント1  

一緒に読むぐらいの感覚で!

 最初の「えっさほいさ おもいおいも…」や終盤の「えっさほいさ おもいおいも おいものおもいがずっしりこ」といった言葉をリズムよく読み、言葉の楽しさを伝えるように意識するといいでしょう。

 聞き手が一緒に声を合わせて読めるようになったら大成功!明るい雰囲気を作って、一緒に読み易い空間を作る事が出来ると尚良いです。

ポイント2

メッセージはあくまでも副次的なものです。

 読み終えた後などに「お友だちが悲しい事言わないようにね」などと、作品への余韻を消すような事を言うのは避けましょう。

 ”相手にも気持ちがある事を知る”というねらいは大人都合のものであり、大前提として作品を楽しむ事が最優先です。

 「おもいおいも」をより楽しむためにお芋の気持ちを代弁するように感情豊かに読む事をおすすめします。

まとめ・Ryuの感想

温かい雰囲気の中にある確かなメッセージが感じられます。

 雰囲気や描写、文の構成などだけでも素敵な作品ではありますが、そこに”相手の思いを感じる”といったメッセージ性がしっかりとある所が個人的に好きな点です。

 こういったメッセージ性のあるものを表現しようとすると堅苦しくなりがちですが、「おもいおいも」は笑って楽しみながらも自然と秘められたメッセージが感じられるように工夫されています。

 子どもに読み聞かせをする時は、いつも”おなら”の言葉にみんな大喜び!言葉のリズムが心地良いので、子どもも一緒に読んで大合唱のようになることも。

 しかしながらお芋が泣いて自分の気持ちを訴えるシーンはしっかりと聞いている印象があります。

 秋、笑い、人間関係…様々な要素が詰まった秋に読みたい一冊です。

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