【4歳,5歳おすすめ絵本】こんとごん てんてんありなしのまき【現役保育士厳選】

【おすすめ絵本徹底レビュー】こんとごん てんてんありなしのまき

目次

作品紹介 

文:織田 道代

絵:早川 純子  

出版社:福音館書店

発行日:2022/2

値段:¥990

大きさ・ページ数:26×24cm/28p

絵本ナビなら中面をチラ見できます

まるわかりQ&A

「こんとごん てんてんありなしのまき」を一言で表すと?

濁点が楽しみながら学べる学習絵本!

何系の絵本?

学習・言葉遊び系!

ずばり何歳向け?

5歳児向け!

どんな人は買い?

文字と言葉の響きを楽しみながら学べる絵本を探している人!

あらすじ・ストーリー・内容

文字の不思議が楽しめる言葉が好きになる絵本。

 こんとごん、似ているけれどちょっと違う。

 こんはドアをとんとん叩き、ごんはドアをどんどん叩く。

 こんの所はお日様きらきら、風さわさわ。ごんの所はお日様ぎらぎら、風ざわざわ。

 二匹のちょっと似ているけれど、濁点がつくだけで違ったストーリーが進んでいきます。

 言葉の響きが面白く、文字の対比も楽しめる一冊です。

こんな方におすすめ

  1. 文字の面白さに気付くことが出来る絵本を探している
  2. 子どもが自分で読みたいと思える絵本を探している

目的・ねらい

  1. 文字の違いによって読み方が変わる事を知り、文字に興味を持つ
  2. 言葉の響きを楽しみ、自分で絵本を読もうとする

目的・ねらい1 

文字の対比がとってもしやすい構成です。

 「こんとごん てんてんありなしのまき」は、ページを開くと右側に濁点がないこん、左側に濁点があるごんの文字と描写がある構成になっています。

 文字が書いてある場所も殆ど同じなので、子どもでも容易に文字の比較をすることができるようになっています。

 読み聞かせの中で言葉の響きの違いも知り、どの文字がどのように発音されるのかを理解する事ができるので、文字への関心を深めるのにぴったりでしょう。

目的・ねらい2  

自分で読むことへの意欲が沸き立つ!

 子どもは言葉の響きに敏感で、濁音と清音の違いを大人以上に感じ取ることが出来ます。

 また、間違い探しのような要素も大好きなので、言葉の違いと文字の見た目を対比する楽しみが味わえる「こんとごん てんてんありなしのまき」は、絵本を自分で読みたい欲を引き立ててくれるでしょう。

 言葉の響きも楽しい絵本なので、自然と音読することが予想され、楽しみながら文字の認識・習得に繋がっていきます。

チェックポイント

対象年齢

5歳児がおすすめです。

 言葉の響きを楽しむだけであれば3歳児頃からでも楽しむ事が出来ます。

 しかし、文字の違いも合わせて楽しみたい一冊なので、文字の認識がはっきりしてくる4歳,5歳頃が適しているでしょう。

時期・季節・行事

文字をハッキリと認識できるようになった頃がいいでしょう。

 文字の認識や興味の持ち方は幼児期は特に個人差が大きい所ではあるので子どもの様子を見て、ひらがなに興味を持ち始めたり、少し読めるようになった頃に読むことで、文字への関心が更に高まる事が予想されます。

 季節に関連する描写は特にありません。

 また、行事などにも関連はありません。

読むときのポイント

  1. 清音と濁音をしっかり読み分けましょう
  2. 出来るだけ聞き手と近い距離で読みましょう

ポイント1  

少し大げさぐらいが丁度良い!

 「こんとごん てんてんありなしのまき」で伝えたい事は濁音の響きや清音との違いを感じる事がメインになります。

 ですので、一番感じて欲しい部分をしっかりと読み分ける事で聞き手にも印象に残りやすくなります。

 例えば「かん そらに ける」と「がん そら!にげる」という対比があるのですが、濁点がない方は、どこか気の抜けたように声を抑えて読み、濁点がある方は声を強くしハッキリと読むことで、声だけでも濁点の有り無しが分かるようなイメージで読みましょう。

 濁点の有り無しで文の意味も大きく変わるので、文脈によっても読み方を工夫すると尚良いでしょう。

ポイント2

文字の違いを認識できるように一工夫。

 濁点の有無によって読み方が変わる事を認識して欲しいので、文字がよりハッキリと見えるように、また比較しやすいように読み手と聞き手との距離にも配慮しましょう。 

 ご家庭で一人や二人に対して読む際には特段問題ないのですが、保育園や幼稚園等で大人数に対して読むときには距離が遠くなり、文字の違いが楽しめなくなってしまうケースもあります。

 なので、大人数に対しての読み聞かせをするときもできるだけ絵本の近くに集まって読むことで、一人一人が文字の違いに気付きやすくなります。

まとめ・Ryuの感想

濁点に注目した切り口が面白い絵本!

 一種の言葉遊びの絵本ではありますが、ここまで濁点に焦点を当てて描かれている絵本はあまり見ません。

 ただ単に清音と濁音の違いを口頭で言われたり、プリントなどで勉強するよりも楽しく、また分かりやすく濁音について知り、学ぶことができます。

 そして、聞き手側の事を考えて読む大切さに気付かせてくれた一冊です。

 初めて私が「こんとごん てんてんありなしのまき」の読み聞かせを10名以上の子どもに対して読み聞かせをした時には、子どもの反応はイマイチでした。

 原因を考えると、濁点の有り無しを楽しむ絵本なのに聞き手との距離が遠すぎて、聞き手が濁点の存在に殆ど気付けなかったと分かりました。

 そこで二回目からは聞き手との距離を近くして読むと「点々がある!」「これは何て読むの?」と言った反応が返ってくるようになりました。

 ”どう読むか”という事ばかり考えていたのですが、「こんとごん てんてんありなしのまき」に出会ってからは”どう見えるか”も常に考えながら読むようになりました。

Ryu

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