【自然と集中力が身につく】たべたのだあれ【現役保育士がレビュー】

【1,2歳児おすすめ絵本】たべたのだあれ【ねらい・読み聞かせのポイント教えます】

Ryu

「たべたのだあれ」は私が”集中する感覚を体験してほしい””生き物や数の存在を知って欲しい”というねらい・想いを持って読むことが多い一冊です。
保育士歴10年以上のRyuが日本一詳しいレビューをお届けします。

目次

作品紹介 

作・絵五味 太郎
出版社文化出版局
発行日1977/6
値段¥660
大きさ・ページ数17×18.3cm/24p

「たべたのだあれ」はこんな絵本!

「たべたのだあれ」ってどんな内容の絵本?

 そんな疑問にお答えするために「たべたのだあれ」を簡単にまとめてみました。

  1. 40年以上愛されるロング&ベストセラー作品。
  2. 楽しむ中で集中力が身につく。
  3. 生き物・数に親しみが持てる。

まるわかりQ&A

「たべたのだあれ」を一言で表すと?

生き物・数字に自然に触れられる乳児の定番絵本!

子どもの反応は?

集中してじっと絵本を見ている!

「たべたのだあれ」を読んで得られる事は?

モノ探しの中で集中力が身につく!

生き物や数の存在を認識する!

ずばり何歳向け?

1歳児向け!

どんな人は買い?

集中力が身に付き、生き物や数字を知るきっかけになる絵本を探している人!

絵本ナビなら中面をチラ見できます!レビューもチェック!

あらすじ・ストーリー・内容

食べ物を食べたのは誰なのか…子どもと一緒に楽しめます!

 「さくらんぼ たべたの だあれ」こんな一文から始まるこの絵本。

 隣には生き物と動物の絵。そして、その中の1匹のどこかが食べ物に変わっています。

 その後も「いちご たべたの だあれ」「めだまやき たべたの だあれ」と、食べ物を食べた生き物・動物が誰なのかを探していきます。

 とってもシンプルですが、シンプルであるが故に絵や言葉に集中することができます。また、生き物の数が1ページずつ増えていたりと、数を知るきっかけにもなります。

 50年近く前に描かれたことが嘘のような楽しさが詰まった五味太郎さんの名作です。

こんな方におすすめ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 23089434_m-1024x683.jpg
  1. 集中力が身に着けられる絵本を探している
  2. 生き物や数を身近に感じることができる絵本を探している

絵本比較!あなたに合った絵本を探そう!

「たべたのだあれ」は探している絵本とは違った…。そんなあなたにはこちらをおすすめ!

子どもが絶対に金魚を見つけたがる「きんぎょがにげた」

 逃げた金魚を絵本の中から探すゲームのような絵本。子どもが集中して探そうとするだけでなく、「どこかな?」「見つけた?」など、大人と子どもとのやり取りも楽しめます。

 楽しみながら集中力も身に着けられる名作絵本です。

楽しく数に触れる事ができる「かずのえほん」

 優しいタッチで描かれた生き物を数えながら楽しむ絵本。子ども自身が「数えたい!」という主体的な思いを持って読むことができます。

 数を数えられるようになったら読みたい一冊です。

目的・ねらい

  1. 集中する感覚を楽しむ
  2. 生き物や食べ物、数の名前・存在を感じる

目的・ねらい1 

楽しみながら集中力を自然に身に着けることができます。

 どの絵本も楽しさを感じることができれば集中力は自然と身につくものですが、特に「たべたのだあれ」は”探す”という集中力を要する行為が自然と求められます。

 また、勉強などとは違い「集中しなければいけない」という強制的なものではなくて、楽しみの中で集中してしまうようになっています。

 楽しみながら集中力が自然と身につけられることは、乳幼児の絵本の中で一種の完成形だと思います。

 これから大きく成長していく中で、集中力は欠かせない能力の1つ。子どもにとっては”集中力を身に着ける”という言葉は少し語弊があるかもしれません。

 集中の仕方、集中しているときの雰囲気を絵本を通じて感じることができる、そんな絵本です。

目的・ねらい2  

集中する中で様々な知識を身に着けることもできます。

 食べ物の名前が各ページに出てきていますし、その食べ物を探す中で、食べ物の見た目と名前を一致させることができるでしょう。 また、動物や数については一切触れられていませんが、自然と触れられるように工夫されています。

 動物の一部が食べ物に変わっているので、読み手が動物の名前を自然と伝えることができる。数が徐々に増えているので、その数字も自然と数えてしまう。

 全てが絵本を読む中の流れで伝えることができてしまいます。

 一切強要するものではなく、あくまで楽しみの中でこれから必要な知識を身に着けることができるようになっています。

チェックポイント

現場で毎日読み聞かせを行う現役保育士が、実際に何度も読み聞かせをしたことで分かった大切なポイントを見ていきましょう。

年齢乳児期、特に1歳児
季節一年中
行事関係なく楽しめる

対象年齢

1,2歳がおすすめです。

 ある程度絵本に対して関心を抱いたり、集中することができるようになる1,2歳がいいでしょう。

 また、この年齢になると動物の存在や数を数えることも少しずつ理解できるようになるので、成長段階と内容が非常に合っています。

内容的には0歳後半でも楽しめると思うので、成長の様子を見ながら読んでみてもいいでしょう。

時期・季節・行事

生き物や数に対して関心を示した頃がおすすめです。

 ある時、散歩に行ったときに「にゃんにゃん!」と指を差しながら言えるようになるタイミングが必ず訪れます。

 若しくはただ単に「あっ!」と言って生き物を指差しするときでもいいでしょう。その時がこの絵本を読む時期です。

 または、「1,2,3…」と数字を数えられるようになった時でもいいでしょう。

 季節とも関係なく読めますし、行事との関連も特にありません。

 

読み聞かせのポイント

  1. 1ページ毎、時間を掛けて読みましょう
  2. 聞き手とのやり取りを意識しましょう

ポイント1  

聞き手がゆとりを持てるように配慮しましょう。

 「たべたのだあれ」は、じっくり集中して読む絵本となっています。

 読み手の都合で読む絵本ではなく、聞き手のペースに合わせて読みましょう。

 なので、聞き手の様子を見ながら次のページに行くようにしてください。

 1対1で読み聞かせをしているときには、聞き手が答えを見つけたことを確認してから次に進みます。

 また、聞き手が複数いる場合は、一定数の子が見つけたことを雰囲気で感じ取り、次に進みましょう。

 次のページに行く前に「正解はー…ここでした!」とクイズ形式のようにすると、全員が答えを見つけた状態で進むことができるので、その場に合わせて進め方を工夫してみましょう。

ポイント2

読み聞かせるだけでは勿体ないです!

 ただ読み聞かせるだけでも聞き手は楽しいと思いますが、折角なのでコミュニケーションのツールとして使いましょう。

 例えば、聞き手が生き物にある食べ物を見つけることができたときに「ぞうさんのしっぽがさくらんぼになってるね」と、誰のどこが何になっているのかを明確に言葉にしてあげましょう。

 大人にとっては当たり前のことですが、子どもにとっては語彙を獲得できるだけでなく、読み手である大人がしっかり反応してくれたこと、見つけたものを共有してくれたことが嬉しいのです。

 他にも「どこにあるかな?」「よく見つけたね!」など、絵本には書かれていないものの、そうしたやり取りを入れることで、聞き手とのコミュニケーションが生まれます。

 幼児期になったら一人で探すことを楽しむことが目的になってきますが、乳児期の子にとっては身近な大人とのやり取りもこの絵本の大切な要素になります。

 是非取り入れてみてください。

まとめ・Ryuの感想

絵本の素晴らしさがぎゅっと詰まった一冊です!

 大人とのやり取り、探索、集中、語彙、数字、好奇心…これらの要素がぎゅっと詰まっています。

 また、こうした生きていく中で大切な要素に楽しみながら触れることができるという点が非常に素晴らしい所だと思います。

 内容や見た目はとってもシンプルですが、考察すればするほど、子どものことをよく考えて作られた絵本だと感心してしまいます。

 私も何回もこの絵本を様々な年齢の子どもの前で読み聞かせをしましたが、やはりどの年齢も反応がとてもよかったです。

 勿論、幼児クラスになると簡単に見つけることができてしまいますが、保育者が読み聞かせをしている姿を見て、今度は幼児が乳児の子に同じようにこの絵本を読み聞かせている姿も見られました。

 乳児の子にとっては、宝探しをしているような感覚で楽しむことができ、いつも目をキラキラさせながらこの絵本を楽しんでいる様子がうかがえました。

 大人からしたら何が楽しいのか理解するのは難しいかもしれませんが、子どもは驚くほど楽しめる絵本となっています。

 是非とも一度は読みたい一冊です。

Ryu

記事を書く励みになります。ポチっとお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
にほんブログ村



この記事が気に入ったら
フォローしてね!

絵本の良さを広めよう
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

RyuのSNS

目次